夏休消化の行き先は、北アルプスの蝶ヶ岳。紅葉と槍穂の大展望を満喫できた。
当初の計画では、三股~常念岳~蝶ヶ岳~三股の周回コースを3日間かけて歩く予定だったが、そんなウキウキした心の奥底がバレたのか、出発前日の仕事が終わる直前に悪夢の業務命令が…。
休みは2日間に短縮となったため、いろいろ考えた末に蝶ヶ岳のみに予定を変更した。
2日間での周回もできないことはないが、あせってケガはしたくないしね。
出鼻はくじかれたが、一泊余裕プランでの蝶ヶ岳もいいではないか。
そんなこんなで明け方5時前に三股駐車場に到着。
平日なので駐車場はガラガラ。平日最高。
時間はたっぷりあるので、明るくなるまでそのまま仮眠に突入。
目を覚ましたら7時になっていた。
パンをかじりながら身支度を整え、いざ出発。
朝日がまぶしい!
砂利の林道を歩いて10分少々、三股の登山口に着いた。
ここで登山届を書いて提出。
ここからが登山道のはじまりだ。
一人だと誰も写真を撮ってくれないので、自分の影を入れておく。
しばらくは渓谷沿いの緩やかな道が続く。
つり橋を渡る。
しっかりした造りだが、いい感じに揺れる。
沢をのぞき込むと、結構な水量だ。
この辺りは、木々も青々していて紅葉の気配はない。
すぐに水場である力水に着いた。
一口含むと、ちょっと硬い感じがした。
力水を過ぎると、少しずつ登りが始まる。
木製の階段もところどころ出てくる。
この階段が曲者で、この後いっぱい出てくるのだが、登り易いのは結構なことだが、オーバーペースになりがちで、今回はその落とし穴に見事はまった。
ま、それは後のこと。
しばらく登ると、名物を発見!
出た~!「ゴジラみたいな木」 看板にもそう書いてある。
なかなかのクオリティ。
ベンチもあったので、ここで一本。
ここから先は沢沿いを離れ、急登が始まる。
時々、木々の間から垣間見える常念岳方面のロケーションが唯一の励みだ。
階段の登りにうんざりし始めた頃、まめうち平(1900m)に到着。
コースタイムより早く着いた。
この時点では、オーバーペースであることに気づいていない。
展望はないが、いくつかベンチもあって、休憩場所としてはいい感じのスポットだ。
平日なので人もまばらで、のんびりできた。
今回の装備。
ミレーの50Lに詰め込んだ。
一泊のテント装備なら、これで十分。
外付けしなくても、すべてパッキングできる。
まめうち平から先は、しばらく平坦な歩き。
標高2000mの表示が出てきた。距離的にはほぼ半分の地点。
このあたりから紅葉が始まった。
ここから蝶沢までが傾斜もほどほどで歩きやすく、かつ紅葉も見ごろで、歩いていて一番楽しかったかもしれない。
蝶沢(2140m)
ここの水は柔らかくてクセが無く、とても美味しい水だった。
ボトル満タンに充填完了。
このあたりは周囲が開けていて、紅葉の山肌が明るい。
蝶沢を過ぎると、急登の階段地獄が始まった。
ずーっと同じ調子で登り続け、嫌になってくる。
汗がぼたぼた落ち、これじゃあ夏はやってられんな。
ペースがガクッと落ちるころに第二ベンチ到着。
看板はあるが、ベンチどころか何もない。
特段周囲が開けているわけでもなく、ただ道の途中に表示が落ちているだけみたいな場所。
蝶沢からあんだけ登ってきたのに、たいして距離も標高も稼いでいないのが悲しい。
自分の感覚とかなり乖離している。
先の見えない樹林帯の急登ほど疲れるものはない。
階段地獄が終了しても、岩がごろごろした急登はひたすら続く。
下山中の人に、「森林限界はまだですかね?」と尋ねると、「う~ん、まだかな~」と苦笑いされた。
疲れて心が折れかかったころに、最終ベンチに到着。
ここにもベンチなんかないぞ!(それらしき腐った木はあったが…)
距離的にはようやく先が見え始めたが、まだまだ急登は終わらない。
気温がだいぶ低くなってきて、汗がピタリと止まった。
空が明るくなり、紅葉が終わりかかったダケカンバが目立ち始めた頃、ようやく傾斜が少し緩み、思いがけずパッと森林限界に飛び出した。
大滝山へ続く道との分岐だ。
いや~、それにしても長かった。蝶ヶ岳新道は、99%が樹林帯なんだね。
ご褒美の紅葉も待っていた。
写真で見るより、実物の方がもっと赤が鮮やかっだった。
近くに居合わせた山ガール達と、「登ってきた甲斐がありましたね~」と互いの努力を称え合う。
さあ、ここからひと登りで稜線だ。
本日のクライマックスまで、あとわずか。
見えた! ビクトリーロードの先にあるのは…
※後編に続く
当初の計画では、三股~常念岳~蝶ヶ岳~三股の周回コースを3日間かけて歩く予定だったが、そんなウキウキした心の奥底がバレたのか、出発前日の仕事が終わる直前に悪夢の業務命令が…。
休みは2日間に短縮となったため、いろいろ考えた末に蝶ヶ岳のみに予定を変更した。
2日間での周回もできないことはないが、あせってケガはしたくないしね。
出鼻はくじかれたが、一泊余裕プランでの蝶ヶ岳もいいではないか。
そんなこんなで明け方5時前に三股駐車場に到着。
平日なので駐車場はガラガラ。平日最高。
時間はたっぷりあるので、明るくなるまでそのまま仮眠に突入。
目を覚ましたら7時になっていた。
パンをかじりながら身支度を整え、いざ出発。
朝日がまぶしい!
砂利の林道を歩いて10分少々、三股の登山口に着いた。
ここで登山届を書いて提出。
ここからが登山道のはじまりだ。
一人だと誰も写真を撮ってくれないので、自分の影を入れておく。
しばらくは渓谷沿いの緩やかな道が続く。
つり橋を渡る。
しっかりした造りだが、いい感じに揺れる。
沢をのぞき込むと、結構な水量だ。
この辺りは、木々も青々していて紅葉の気配はない。
すぐに水場である力水に着いた。
一口含むと、ちょっと硬い感じがした。
力水を過ぎると、少しずつ登りが始まる。
木製の階段もところどころ出てくる。
この階段が曲者で、この後いっぱい出てくるのだが、登り易いのは結構なことだが、オーバーペースになりがちで、今回はその落とし穴に見事はまった。
ま、それは後のこと。
しばらく登ると、名物を発見!
出た~!「ゴジラみたいな木」 看板にもそう書いてある。
なかなかのクオリティ。
ベンチもあったので、ここで一本。
ここから先は沢沿いを離れ、急登が始まる。
時々、木々の間から垣間見える常念岳方面のロケーションが唯一の励みだ。
階段の登りにうんざりし始めた頃、まめうち平(1900m)に到着。
コースタイムより早く着いた。
この時点では、オーバーペースであることに気づいていない。
展望はないが、いくつかベンチもあって、休憩場所としてはいい感じのスポットだ。
平日なので人もまばらで、のんびりできた。
今回の装備。
ミレーの50Lに詰め込んだ。
一泊のテント装備なら、これで十分。
外付けしなくても、すべてパッキングできる。
まめうち平から先は、しばらく平坦な歩き。
標高2000mの表示が出てきた。距離的にはほぼ半分の地点。
このあたりから紅葉が始まった。
ここから蝶沢までが傾斜もほどほどで歩きやすく、かつ紅葉も見ごろで、歩いていて一番楽しかったかもしれない。
蝶沢(2140m)
ここの水は柔らかくてクセが無く、とても美味しい水だった。
ボトル満タンに充填完了。
このあたりは周囲が開けていて、紅葉の山肌が明るい。
蝶沢を過ぎると、急登の階段地獄が始まった。
ずーっと同じ調子で登り続け、嫌になってくる。
汗がぼたぼた落ち、これじゃあ夏はやってられんな。
ペースがガクッと落ちるころに第二ベンチ到着。
看板はあるが、ベンチどころか何もない。
特段周囲が開けているわけでもなく、ただ道の途中に表示が落ちているだけみたいな場所。
蝶沢からあんだけ登ってきたのに、たいして距離も標高も稼いでいないのが悲しい。
自分の感覚とかなり乖離している。
先の見えない樹林帯の急登ほど疲れるものはない。
階段地獄が終了しても、岩がごろごろした急登はひたすら続く。
下山中の人に、「森林限界はまだですかね?」と尋ねると、「う~ん、まだかな~」と苦笑いされた。
疲れて心が折れかかったころに、最終ベンチに到着。
ここにもベンチなんかないぞ!(それらしき腐った木はあったが…)
距離的にはようやく先が見え始めたが、まだまだ急登は終わらない。
気温がだいぶ低くなってきて、汗がピタリと止まった。
空が明るくなり、紅葉が終わりかかったダケカンバが目立ち始めた頃、ようやく傾斜が少し緩み、思いがけずパッと森林限界に飛び出した。
大滝山へ続く道との分岐だ。
いや~、それにしても長かった。蝶ヶ岳新道は、99%が樹林帯なんだね。
ご褒美の紅葉も待っていた。
写真で見るより、実物の方がもっと赤が鮮やかっだった。
近くに居合わせた山ガール達と、「登ってきた甲斐がありましたね~」と互いの努力を称え合う。
さあ、ここからひと登りで稜線だ。
本日のクライマックスまで、あとわずか。
見えた! ビクトリーロードの先にあるのは…
※後編に続く
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