長い長い樹林帯の登りの末にたどり着いた絶景。
期待をしのぐロケーション。
蝶ヶ岳新道の辛い登りはこちら。(前編)
どーんと出ました槍ヶ岳!
どっしり構えた穂高連峰!
蝶ヶ岳ヒュッテの先には、常念岳をはじめとする表銀座の山々!
蝶ヶ岳からの展望は、いろんな方々からその素晴らしさをうかがったり、山の雑誌等で見ていたわけではあるが、実際は想像以上の迫力、期待以上の素晴らしさである。
写真にすると、自分の目で見たスケール感が今一つ表現できないのが残念で仕方ない。
素晴らしい景色に見惚れていて、すっかりピークを踏むことを忘れていた。
蝶ヶ岳の稜線は、穏やかな広がりをもっていて、ピークがどこなのか探してしまう。
きょろきょろしていたら、テント場の後ろがピークだった。
登ってきた方向をスイッチバックする感じでピークへ向かう。
12時30分。蝶ヶ岳(2667m)頂上に到着。
なんだかんだで、結局5時間半もかかってしまった。途中からのペースダウンがひどい。
山頂にいらした方にカメラをお願いして、証拠写真を撮ってもらった。
晴れているけど、風が強くて寒~い!
蝶ヶ岳ヒュッテで幕営料700円を支払う。
平日なのでテント場は、どこでも張り放題。
とはいっても、風が強いので、みんなハイマツ帯に張り付くように設営している。
一つだけド真ん中に張っているけど、なんでだろう?
今回持ってきたのは、マウンテンハードウェア・スーパーメガUL2。
強風に煽られながら、なんとか張れた。
モンベル・ゴアアルパインドームが殉職したので代わりに持ってきたが、本体がメッシュなので、この季節に使うようなテントではない。
はっきり言って耐寒訓練。人体実験みたいなもんである。
テントも張ったし、着替えたし、あとはぶらぶら散歩しながら時間を過ごす。
ヒュッテの先にある瞑想の丘で眺望を楽しむ。
強風は依然続いたままなので、外での自炊は難しいと思い、テント内で済ませることにした。
いつでもどこでも美味しく食べられるカレーライスは登山者の強い味方である。
小ペットのコーラは小屋で購入。400円也。
早々に食事を終えて、シュラフでぬくぬくしていたら、日没を逃してしまった。
槍穂のシルエットを際立たせる残照を眺め、さっさとテントに戻った。
寒さ以上に風の強さが堪える。
夕方の6時でテント内は1℃。
メッシュテントでも、フライと本体の関係をうまく作ってあるのか、それほど風は吹きこまない。
ちょっと見直したよ。
でも、生地は極薄だがら、しんしんと冷え込みそうだ。
風は夜中にピタリと止まった。
12時ごろに一旦ぎゅーんと冷え込んだが、その後落ち着いた。
念のため、シュラフカバーを持ってきてよかった。
シュラフから出なければ、寒さを感じることはなかった。
日の出を見ようとのそのそ起き出しトイレに行くと、ドラム缶に溜めてある手洗い水が凍っていた。
そりゃ寒いわけだ。
空は曇っている。
でも、そのおかげで明け方の冷え込みは、それほど強烈なものにならなかったのだろう。
快晴だったら、こんなもんでは済まなかったかもしれない。
雲間からのご来光。
テント場の裏に駆け上がって、穂高を染めるモルゲンロートを期待したが、それは叶わなかった。
外に出しておいた温度計を確認すると、マイナス2℃。
風が止んでくれて本当によかった。
この温度計は、最近アマゾンで購入した。エンペックス社製のサーモマックス50。信頼のメイド・イン・ジャパン。
質感がチープな感じだけど、マイナス50℃からプラス50℃まで計測できる。
自分が行けるところは、まず網羅されるだろう。(笑)
テントに戻って、シュラフでぬくぬくしていると、周りのテントが片づけを始めた。
なんとなく取り残され感があって、自分も少しずつ片づけを始めた。
朝めしは、早ゆでパスタに和風パスタソースをかけたもの。
このパスタは、なんと1分30秒ゆでるだけでOKというすぐれもの。味もよい。
テントの撤収も終わり、もう一度槍穂を眺めてから下山にかかる。
紅葉を愛でながら、昨日は苦戦した木の階段をテンポよく下って行けた。
三股登山口まで3時間で下りてきた。下りはいつも早い。
山旅のフィナーレは、サルが出迎えてくれた。
数十頭のサルたちが道端や木の上にいて、自分もサルもお互いおっかなびっくりな感じ。
三股駐車場に戻ってきた。
ケガなく無事に戻れて、よい登山ができた。
下山中、心に決めていた食事は、信州名物の山賊焼き。
温泉に入ってサッパリしてから、がつがつ喰らった。
登山効果で2キロも体重が減ったのに、完全に原状回復である。
車を停めて、安曇野の一本道を振り返る。
数時間前までいた稜線が、秋空のブルーに映える。
今度来るときは、常念岳も含めて周回コースを楽しみたいものである。
期待をしのぐロケーション。
蝶ヶ岳新道の辛い登りはこちら。(前編)
どーんと出ました槍ヶ岳!
どっしり構えた穂高連峰!
蝶ヶ岳ヒュッテの先には、常念岳をはじめとする表銀座の山々!
蝶ヶ岳からの展望は、いろんな方々からその素晴らしさをうかがったり、山の雑誌等で見ていたわけではあるが、実際は想像以上の迫力、期待以上の素晴らしさである。
写真にすると、自分の目で見たスケール感が今一つ表現できないのが残念で仕方ない。
素晴らしい景色に見惚れていて、すっかりピークを踏むことを忘れていた。
蝶ヶ岳の稜線は、穏やかな広がりをもっていて、ピークがどこなのか探してしまう。
きょろきょろしていたら、テント場の後ろがピークだった。
登ってきた方向をスイッチバックする感じでピークへ向かう。
12時30分。蝶ヶ岳(2667m)頂上に到着。
なんだかんだで、結局5時間半もかかってしまった。途中からのペースダウンがひどい。
山頂にいらした方にカメラをお願いして、証拠写真を撮ってもらった。
晴れているけど、風が強くて寒~い!
蝶ヶ岳ヒュッテで幕営料700円を支払う。
平日なのでテント場は、どこでも張り放題。
とはいっても、風が強いので、みんなハイマツ帯に張り付くように設営している。
一つだけド真ん中に張っているけど、なんでだろう?
今回持ってきたのは、マウンテンハードウェア・スーパーメガUL2。
強風に煽られながら、なんとか張れた。
モンベル・ゴアアルパインドームが殉職したので代わりに持ってきたが、本体がメッシュなので、この季節に使うようなテントではない。
はっきり言って耐寒訓練。人体実験みたいなもんである。
テントも張ったし、着替えたし、あとはぶらぶら散歩しながら時間を過ごす。
ヒュッテの先にある瞑想の丘で眺望を楽しむ。
強風は依然続いたままなので、外での自炊は難しいと思い、テント内で済ませることにした。
いつでもどこでも美味しく食べられるカレーライスは登山者の強い味方である。
小ペットのコーラは小屋で購入。400円也。
早々に食事を終えて、シュラフでぬくぬくしていたら、日没を逃してしまった。
槍穂のシルエットを際立たせる残照を眺め、さっさとテントに戻った。
寒さ以上に風の強さが堪える。
夕方の6時でテント内は1℃。
メッシュテントでも、フライと本体の関係をうまく作ってあるのか、それほど風は吹きこまない。
ちょっと見直したよ。
でも、生地は極薄だがら、しんしんと冷え込みそうだ。
風は夜中にピタリと止まった。
12時ごろに一旦ぎゅーんと冷え込んだが、その後落ち着いた。
念のため、シュラフカバーを持ってきてよかった。
シュラフから出なければ、寒さを感じることはなかった。
日の出を見ようとのそのそ起き出しトイレに行くと、ドラム缶に溜めてある手洗い水が凍っていた。
そりゃ寒いわけだ。
空は曇っている。
でも、そのおかげで明け方の冷え込みは、それほど強烈なものにならなかったのだろう。
快晴だったら、こんなもんでは済まなかったかもしれない。
雲間からのご来光。
テント場の裏に駆け上がって、穂高を染めるモルゲンロートを期待したが、それは叶わなかった。
外に出しておいた温度計を確認すると、マイナス2℃。
風が止んでくれて本当によかった。
この温度計は、最近アマゾンで購入した。エンペックス社製のサーモマックス50。信頼のメイド・イン・ジャパン。
質感がチープな感じだけど、マイナス50℃からプラス50℃まで計測できる。
自分が行けるところは、まず網羅されるだろう。(笑)
テントに戻って、シュラフでぬくぬくしていると、周りのテントが片づけを始めた。
なんとなく取り残され感があって、自分も少しずつ片づけを始めた。
朝めしは、早ゆでパスタに和風パスタソースをかけたもの。
このパスタは、なんと1分30秒ゆでるだけでOKというすぐれもの。味もよい。
テントの撤収も終わり、もう一度槍穂を眺めてから下山にかかる。
紅葉を愛でながら、昨日は苦戦した木の階段をテンポよく下って行けた。
三股登山口まで3時間で下りてきた。下りはいつも早い。
山旅のフィナーレは、サルが出迎えてくれた。
数十頭のサルたちが道端や木の上にいて、自分もサルもお互いおっかなびっくりな感じ。
三股駐車場に戻ってきた。
ケガなく無事に戻れて、よい登山ができた。
下山中、心に決めていた食事は、信州名物の山賊焼き。
温泉に入ってサッパリしてから、がつがつ喰らった。
登山効果で2キロも体重が減ったのに、完全に原状回復である。
車を停めて、安曇野の一本道を振り返る。
数時間前までいた稜線が、秋空のブルーに映える。
今度来るときは、常念岳も含めて周回コースを楽しみたいものである。
北アルプスの名峰群の大観は蝶ならでは、この山がなぜ
百名山に選ばれなかったのか登るたびに不思議に思います。
この大観を写真に収められないのが本当に残念ですよね。
やはり自分の目の広角レンズと感性が一番優れているのだろうと実感してしまいます。
天泊装備を担いで登ってしまうpapachanさんの気力体力が羨ましいなあ!
こんばんは!
快晴の中、気楽なテント泊を楽しんできましたが、やっぱり荷物が重い! まだ筋肉痛に苦しんでいます。(笑)
蝶ヶ岳は初めて登りましたが、素晴らしい眺望は想像以上でした。やはり百聞は一見にしかず、ですね。
次は違う季節に登ってみたいですね。
残雪の時季なんか最高じゃないでしょうか。