お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

2024年渓流ルアーフィッシングを振り返って

2024年10月10日 | 釣り
毎年思うことだが、渓流シーズンはあっという間に過ぎ去ってしまう。
今年は4月の人事異動で状況が一変して、土日に仕事がたくさん入るようになってしまったことで、シーズン通してなんとなく落ち着きのない日々を過ごしていたように感じる。
また、ブログには書かなかったが、8月中旬以降まったく疲労が抜けなくなってしまい、おそらく人生初の夏バテという状態になってしまった。
釣りと休養を天秤にかけたとき、休養を選択した日も正直あったのだ。
加齢による著しい体力低下を受け入れざるを得ない心境というのは寂しいものだ。
いやはや、のっけから愚痴になってしまった。
気を取り直して、今シーズンの総括をしよう。

天候

ホームリバーは、シーズンを通してほぼ適水量を維持した。
梅雨もしっかり降ったことで、渇水に悩まされることはなかった。
だが、鈍足な台風10号が思わせぶりな動きをしたり、その影響で各地に線状降水帯を発生させたりして、大きな水害に見舞われた地域もあった。
被害に遭われた方々には、慎んでお悔やみを申し上げます。
また、今年もしっかり猛暑に苦しめられた。
真夏日は5月から始まり9月まで続いた。
そのうち日本は、季節が夏と冬の二つしか存在しなくなるんじゃないかと心配してしまう。


フィールド・釣行回数

釣行回数は19回。(先日の管釣りは、回数に含めない)
20回の大台には乗らなかったが、19回も出撃していたとは思えないほど、今シーズンは気持ちが充実していなかった。
冒頭にも書いたが、土日の仕事が増加したことで、例年以上にチョイ釣りが加速し、また週末のプレッシャーを引きずる月曜日にしか出撃できないこともあり、なんだかうつろな気分で渓に立つことが多かったように思える。
その一方で、4つの渓の新規開拓に挑戦できて、それはよい経験であった。
お世話になっている漁協管内でも、未知の場所はまだまだ存在するのだ。
釣行先は以下の通り。

多摩川水系支流(東京都・山梨県) 新規開拓あり
桂川漁協管内(山梨県) 新規開拓あり
峡北漁協管内(山梨県)
上小漁協管内(長野県)
裾花川漁協管内(長野県) 新規開拓あり
黒部(富山県)


釣果
解禁日のスタートダッシュ以外は、あまりぱっとしなかった。
特に、ヤマメは小ぶりな個体ばかりであった。
ホームリバーのヤマメは年々小さくなっているように感じる。

①解禁日の尺イワナ

解禁日に尺イワナに出会ったのは2年連続。
しかし、今シーズンは、この日が運のピークだったみたいだ。

②イワナの谷で尺ニジマス

釣り上げた瞬間、なんとも複雑な気分になった。
ニジマスは、素晴らしいファイターであることは認めるけれど、何もイワナの谷にいなくてもいいじゃないかというのが偽らざる気持ちだ。
この谷では、ニジマスが再生産されているようなので、しばらく注視していく必要がありそうだ。

③大雨で出てきたヤマメ

かかった瞬間は尺を確信したほどの強い引きだった。
ところが上がってきたのは、20㎝のヤマメ。
増水した瀬でかかると、こんなにもパワーが増幅されるのかと驚いた。

④<おまけ> 鹿角

春先に拾った。
流れの中に落ちていたので、初めは枝かと思った。
二尺の大物である。
嬉々として持ち帰った。
部屋を飾るオブジェとして活躍中。


タックル・その他
毎年書いているが、物欲がないタイプなので、本当にモノを買うことが少ない。
壊れない限りは、永久に使い続けるタチなのだ。
逆の見方をすれば、それだけ日本の釣り具は丈夫で優秀ということになろう。

メインタックルは、昨年と同様。
テンリュウ・レイズインテグラル5.1ft+ダイワ・21カルディア。
テンリュウのロッドは、ほんとに丈夫で長持ちだ。
メイド・イン・ジャパンは伊達じゃない。


しかし、よくよく記録写真を見返してみると、スミス・トラウティンスピン・ダガーストリーム5.0ftを使用していることが多い。
あまりに貧果続きだったので、少しでも繊細なアタリとバラシを少なくしようと、柔らかめのロッドを無意識に選択していたようだ。(笑)




①キャラバン・渓流KR-3XR




沢靴を4年ぶりに新調した。
キャラバンは、これで6足目。
アッパーの合成皮革が堅固なつくりで、これまでのシリーズの中では最も安定感がある気がする。


②リールのハンドルノブ

渓でこけたはずみで、ハンドルノブのキャップが吹き飛んでしまった。
樹脂製のノブなので、キャップがないとフニャフニャした感触になってしまい気持ち悪いので、近所の釣具店でコルクノブを購入した。
ベアリングは、もともとついていたものを流用した。
今のところ不具合なし。


③PEライン

物価高でラインを買うのも躊躇する。
ラパラのPEは、サラリーマンの財布にも優しくてありがたい。
ただ、滑りがあまりよくないので、バリバスの「PEにシュッ!」は必須だ。


④BLINKルアー

BLINKフィールドテスター7年目。
しかし、今年は(も?)名ばかりのテスターに落ちぶれているものの、優秀なルアーのおかげで、なんとか渓魚との邂逅を果たせている。
ビルダーのヒルマ氏に三下り半を突きつけられていないのは、奇跡に近い。


コラボ釣行

コラボ釣行は3回。(先日の魚信さん、マサハル君との管釣り釣行はノーカウント)
例年に比べて少なかった。
理由は、土日に仕事がバンバン入るため、釣行計画が立てづらくなってしまったからである。
来シーズンは、仕事のペースをコントロールしてコラボ釣行を増やしたいと思っているが、できるのか?本当にできるのか?

<3月>ノープランは禁物(shinichiさん)
    二日連続釣行(shinichiさん)
<6月>雨上がりの源流釣行(あなさん)


山菜・渓飯等


山菜は、春の釣りに欠かせない楽しみの一つである。
昨シーズンは、異常なほど春が早かったため、過去最速のタラノメに驚愕したが、今年は例年通りの出方に戻った。
フキノトウ、タラノメ、コゴミ、ヤマウド、ワラビといった定番は、今年も順調に収穫できた。
幻の山菜ハリギリを摘めたのはラッキー。
一方でホームリバーのフキノトウが年々減少してきているような気がした。



山菜料理のレパートリーは一向に増えないが、毎年食べたい料理はきまっているので、それでよいことにしておく。



単独釣行は、どうしても渓飯をおろそかにしがち。
これは積年の自分の課題である。
イワナの刺身を一回やれたので、それで結構満足してしまった。
BE-PAL付録のソロテーブルが今後よい働きをしてくれそうな気配である。



まとめ

仕事と釣りの両立が難しいと感じたシーズンだった。
理想としては、しっかり仕事をして、しっかり休んで釣りに行くスタイル。
それが崩れてしまい、釣りでリフレッシュできなくなっていることを常に感じていた。
ホームの釣果が伸びないことも、仕事のせいにしている自分がいる。
おそらく、来シーズンも同様のペースになりそうな気配がする。
毎週末のチョイ釣りをいったんあきらめ、仕事で限界までストレスをためてから、ドカンと遠征するというスタイルも一考の余地がありそうだ。
それが許されるかどうかは、また別の話だが…。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エピローグ的釣行 | トップ | 東北遠征DAY1(世界遺産編) »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ヒルマ)
2024-10-14 12:36:53
今シーズンもお疲れさまでした&ありがとうございました
これからも、のんびりお気楽に行きましょう!
返信する
Unknown (高崎)
2024-10-16 01:54:04
釣行回数19回はさすがです。
まだまだ若くてチャレンジスピリット旺盛な証左です。
キャラバンの沢靴は特注品なのでしょうか?
返信する
お返事 (papachan)
2024-10-17 09:17:53
>ヒルマさん
こんにちは!
いや~、ポンコツなシーズンとなってしまいまして、申し訳ない限りです。
オフシーズンにしっかり反省して、来シーズンに備えたいと思います。
とは言いつつも、何を反省すれば好釣につながるのか、まったくわかっていないのですが…(笑)

>高崎さん
こんにちは!
あまり内容を伴わない19回でした。
なんだかいろんな歯車がかみ合っていないような感覚です。
来シーズンは、釣行スタイルを変えようかどうか思案中です。
キャラバンの沢靴は、市販品です。
KR-3XRは、現行モデルですね。
なかなか調子がいいです。
返信する

コメントを投稿