お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

そうだ!奈良に行こう

2018年02月14日 | ファミリー
久しぶりの家族旅行。
2月の三連休を利用して奈良を観光して回った。


息子が「修学旅行の時、ゆっくり見られなかったんだよね。。。」とつぶやいたのにカミさんが食いついた。
「じゃあ、みんなで行く?」とカミさんがノリノリになって、奈良の旅が決定。


出発は2月9日(金)、仕事が終わってから東京駅へ。
駅でバタバタと夕食を済まし、予約してあった深夜バスに乗り込んだ。



奈良駅に着いたのは、翌日2月10日(土)6時40分。

そのままタクシーに乗り込み、24時間営業のスーパー銭湯へGO。
タクシーの運ちゃんが面白い人で、「奈良のボウズは、ほんまに悪い奴ばっかりや」と連呼していた。
温泉に浸かってだらんとして、朝食もそこで食べてまったりしてしまった。


雨も降ってきて、なんだか寒いけど、観光せねば!
荷物を旅館に預けてから、歩いて興福寺へ。
行く道すがら発見した渋めのローソン。

景観保持のためだろうが、こんなことにもテンションが上がる。


興福寺に来たのは、私は初めて。
国宝館で阿修羅像を見て感激した。



雨が強くなってきたが、ぐいぐい行こう。
奈良公園をつっきって、シカに鹿せんべいをあげる。

せんべいを持っている気配を感じとったシカがあっという間に群れてくる。


せんとくんと記念撮影してから東大寺へ。



歩いていくと人も鹿も増えてきた。

行きかう観光客はほとんどが中国人。
日本国内にいるのに、なんだかアウェー感満載。
この雰囲気は…、そうそう、富士山の時と酷似している。。。


東大寺大仏殿は、やっぱりでかい。
さすが世界最大級の木造建築だ。
歩いているうちに、高校生の頃に来た記憶がよみがえり始めた。



古の人々が廬舎那仏の前に国家の安寧と幸福を祈ったことに思いを馳せるとともに、天平文化の荘厳さに息をのむ。



続いて東大寺ミュージアム。
日光月光菩薩像が素晴らしかった。
社会科の教科書に出てくる仏像を次々と目の当たりにすると、何だか有名芸能人に出会ったような気分にさえなってくる。

このあとは、カミさんたっての希望で戒壇堂へ行き、四天王像を見て一日目は終了。
雨も強くなってきたので、旅館へ戻った。


美味しい料理を楽しむ。

ビールを飲んだら眠くなってしまい、深夜バスの疲れもあって、あっという間に寝てしまった。



2月11日(日)。奈良の旅、二日目。
息子が見たがっていた法隆寺へ。修学旅行では、行かなかったというので。

法隆寺へは、JR奈良駅から三駅ほど。15分くらいだ。


電車に乗る前にスタバでコーヒー。



法隆寺駅の観光案内所で行き方を尋ねたら、レンタサイクルがいいとのこと。
法隆寺、法輪寺、法起寺を回るとちょうどよいとの助言をいただいた。
さっそく駅前のレンタサイクル屋さんで手続きをする。
出かけるときは、いつも車の我が家。
家族4人で一列で自転車に乗るのも、初めてかもしれない。(笑)

昨日は雨だったが、今日は冬型の気圧配置になり北風が強い~。


10分ぐらいチャリチャリ進むと、法隆寺に到着。

世界最古の木造建築である五重塔は存在感抜群である。


釈迦三尊像のアルカイックスマイルを見ると、西洋の文化が長い時間をかけて伝播した終着点が奈良であることを強く感じる。
大宝蔵院で見た百済観音像は圧巻。あんなに大きい像だとは思わなかった。



夢殿。聖徳太子信仰の聖地。



中宮寺

飛鳥時代の彫刻の最高傑作と言われる半跏思惟像は思った通りの美しさだった。


レンタサイクルを返却するまでには、まだたっぷり時間があったが、風は強いし、昼食を食べたらかったるくなってしまい、法輪寺と法起寺はあっさりあきらめて、駅に戻ることにした。


とりあえず奈良駅まで戻り、カミさんの提案で唐招提寺と薬師寺に行くことで決定。
バスに揺られて唐招提寺へ。

唐招提寺も社会科の教科書でおなじみの寺院だ。
なぜか息子がペーニョポーズを決める。

唐招提寺と言えば鑑真和上像が有名だが、公開されるのは年に3日間だけとのこと。
当然、今は公開されていない。
完全にリサーチ不足であった。
ちなみにレプリカが置いてあって、いつでも見られる。
今回はこれで我慢。


この日の最後は、薬師寺



どこもかしこも朱色で、とっても派手。
しかし、これが本来の奈良の寺の色なのだろう。

薬師寺と言えば東西のツインタワーの印象が強いが、東塔は現在修復中。


高校生の頃に見た東塔は法隆寺の五重塔のように渋い色合いだったが、修復後は朱色になるのだろうか?
自分としては、渋い色合いの方が好きなのだが…。



二日目はトータルで4つのお寺を見て終了。法隆寺がボリュームがあったので、こんなもんかな。





2月12日(月)。奈良の旅もいよいよ最終日。
朝起きたら、なんと雪が積もっていた。

奈良公園のシカもなんとなく動きが鈍い?


今日の目的地は、奈良国立博物館。

企画展や仏像をたんまり見て、もう仏像はいいです。お腹いっぱい。


積もっていた雪も昼にはほとんど溶けて、いい天気になった。

名残惜しいが、そろそろ奈良の旅もおしまいだ。


近鉄の特急に乗って、京都へ向かう。
奈良から京都までわずか40分ほどだ。



お弁当を食べていたら、あっという間に京都に到着した。



新幹線の出発まで少し時間があったので、カミさんの希望で晴明神社へ。

陰陽師 安倍晴明公を祀った神社。
街中にぽつんとたたずんでいる。


カミさんは羽生結弦のファン。晴明神社は、羽生ファンの聖地のようになっているらしい。
分かる人には分かるネタ。



インスタグラマーの遊び心をくすぐるグッズがあったので、すかさずインスタ映えする記念撮影を。
カミさんは、「晴明神社でそんなふざけた写真を撮ると、結弦くんのファンからのバッシングでブログが炎上するからやめて」と言われたが、そんなことにはひるまない。
このグッズは神社側が用意したものだ。堂々と使えばよい。
そもそも羽生結弦ファンは、こんな泡沫ブログなど見るわけない。

まぁ、一番嫌がっていたのは、写真を撮るのをお願いされた娘だろう。
「恥ずかしいからやめて~」と叫んでいた。(笑)


新幹線のぞみに乗り込めば、2時間半で東京だ。

家族旅行はやっぱり楽しい。
次は、どこ行こう?
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4 コメント

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お返事 (papachan)
2018-02-20 21:54:14
>高崎さん
こんばんは!
中高生のころに見た奈良と今あらためて見てみる奈良は、感動の深さが違いました。
自分もそれだけ年をとったということかなと思います。
子ども達も、きっと何十年後かに同じ思いになるのでしょうね。
久しぶりの家族旅行はとても新鮮で、非日常を楽しみました。そして、やっぱり家に帰ってくるとほっとしますね。これは山から帰ってきたときも同じなのですが。(笑)
返信する
 (高崎)
2018-02-18 20:40:07
法隆寺、まさに古刹の風格
薬師寺、これぞ大和の美
年とともに社寺仏閣の魅力にひかれるようになりました。
旅が非日常なら宿に泊まるのも非日常、わくわくしますよねえ。
そして我が家の日常がいちばん安らぐことを教えてくれるのも非日常があるからこそ、ですかねえ。

返信する
お返事 (papachan)
2018-02-16 20:19:21
>omachiさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
貴重な情報をありがとうございます。
ウェブ小説は読んだことがないので、楽しんでみようと思います。
返信する
Unknown (omachi)
2018-02-15 16:53:24
歴史探偵の気分になれる
ウェブ小説「北円堂の秘密」を知ってますか。
北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。
グーグルやスマホでネット検索すればヒットし、
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順に読めば感動に包まれます。
重複、既読ならご免なさい。
お仕事のリフレッシュ、脳トレにも最適です。
物語と観光地が絡めば楽しさ倍増です。
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