今から半年ほど前のこと。
職場の福利厚生担当から、「papachanさん、今年は平日と土日を合わせて5日間連続で休んでくださいね。絶対に。」と念を押されてしまった。
夏休みや冬休みなど、みんなが休んでいるときに休むのはいいのだが、みんなが働いているときに5日間も休むなんて、昭和生まれの自分には気が引ける行為だ。
しかし、私が休みをとらないと、みんながとれないと言うので、スケジュールとにらめっこしてこの時期に休むことに決めた。
休みといっても、どうせ仕事の電話が入って対応しなきゃならなくなるから、出かけるにしても2~3日が関の山だろう。
それでも必ず休むことを決意するために宿をとって山に行くことにした。
先日の北八ヶ岳のスノーハイキングは、実はこのことの布石。
今回の山旅は裏磐梯でスノーシューイング三昧で過ごすと決めていたからだ。
切れかかっていたスノーシューバンドも交換しておいたので、準備はばっちりである。
東北道から磐越道に入ると雪が目立ってきた。
猪苗代磐梯高原ICを降りると、雪国の風景が広がっている。
裏磐梯に入るころには、吹雪と雪道のドライブとなった。
桧原湖も完全凍結している。
ワカサギ釣り用の鮮やかなテントが、ぽつぽつと見えるだけだ。
吹雪が落ち着くまで、まずは腹ごしらえ。
ブロ友の高崎先輩から「山塩ラーメン食べてみて」とアドバイスをいただいていたので、ネットで調べたお店に行ってみた。
「奥裏磐梯らぁめんや」さん。
会津山塩ラーメン認証店だ。
会津山塩チャーシューメンを注文。
甘みを感じる柔らかい塩味のスープと濃い目の味付けでとろとろのチャーシューが美味しい。
麺はつるつるした多加水麺だが、喜多方ラーメンのように縮れてはいない。
メガネを曇らせながら、一気に食べてしまった。
美味しゅうございました。
食べているうちに雪が止み、雲の合間から時折日差しが差し込むようになったので、スノーシューハイクにレッツゴーだ。
今日は、五色沼自然探勝路を歩いてみる。
裏磐梯ビジターセンターから裏磐梯高原駅バス停まで約4kmの林間コースだ。
ビジターセンターには、車が7~8台停まっていた。
平日でもそれなりに人が入っているようだ。
ビジターセンターでは、長靴やスノーシューやストック等のレンタルもやっている。
裏磐梯ビジターセンターのHPはこちら
チャチャっと身支度を済ませて12:00にスタート。
気温は、マイナス4℃。
10分くらい歩くと、毘沙門沼に到着。
氷結している。
沼沿いに少し歩くと、エメラルド色の水が見えてきた。
氷結していたのは、入江の部分だけだったみたいだ。
展望台と呼ばれるところからは、美しい景色が広がっていた。
降雪でルートが消えていることを心配したが、何人か先行してくれていたハイカーのおかげで、ロストすることはなかった。
ルート上には赤テープ等はなく、指導標もおそらく雪の下だろう。
大雪直後に入るときは、地図とコンパスは必須。
このコースはほとんど起伏がないので、もしトレースがなかったら高度なルートファインディングが求められる。
五色沼湖沼群というだけあって、あちこちに沼が出てくる。
凍結しているところもあれば、そうでないところもある。
沼ごとに水の色も微妙に違っている。
磐梯山は明治時代に大爆発を起こし、その影響で桧原湖や小野川湖、その他の湖沼群が出来上がった。
おそらく、火山活動による温泉成分が入り込んでいる湖沼は、冬でも凍結しないのだろう。
水の色の違いもおそらくそれらが原因だと思う。
逆方向から歩いてくるハイカーもいて、お互いルートの情報交換を行う。
弁天沼のあたりで出会ったハイカーが、「ぶらぶら歩いてここまで1時間半くらいでした」というので、ちょっと雪が深いのかなと心配したが、本当にぶらぶらしていたようで、思いのほか早く進むことができた。
柳沼が見えてくれば、もうゴールだ。
結局、夏のコースタイムと同じ1時間30分で歩くことができた。
今日は、コンディションが良かったといえるだろう。
事前にネットで調べたときは、1時間30分の記録もあれば、3時間かかっている記録もあった。
雪の状況次第で、コースタイムは大きく変わるので、気を付けないといけない。
ゴールは物産館。この時期は営業していないが、トイレは使用可。
ここにも無料駐車場がある。
帰りはバスを使おうとバス停に行ってみると、なんと1時間待ち。
ちゃんと時刻を調べてくればよかった。
待つより歩いたほうが早いと思い、国道をてくてく歩いてビジターセンターまで戻った。
40分かかったので、歩いて戻るのが嫌な人は、バスの時刻表を確かめておくことをお勧めする。
または、初めにバスで移動してから、逆ルートで歩くというのも一つの手だろう。
アップダウンがほとんどないルートなので、どちらから歩いても体力的に大差は無い。
時間はまだ早かったが、長距離ドライブの疲れもあるので、予約していたペンションへ向かった。
シャレ―裏磐梯さん。
こちらで二泊お世話になる。
昔ながらのペンションで、簡素ながらも山小屋風の部屋の作りが落ち着く。
お風呂も24時間入り放題なのが嬉しかった。
ご主人が優しく気さくな方で、山登りに来たことを伝えると天気のことなどいろいろと情報をくださり、ありがたかった。
「明日は、11時ごろからよい天気になりますよ。」
その言葉を信じて眠りについた。
<スノーモンスター編につづく>
職場の福利厚生担当から、「papachanさん、今年は平日と土日を合わせて5日間連続で休んでくださいね。絶対に。」と念を押されてしまった。
夏休みや冬休みなど、みんなが休んでいるときに休むのはいいのだが、みんなが働いているときに5日間も休むなんて、昭和生まれの自分には気が引ける行為だ。
しかし、私が休みをとらないと、みんながとれないと言うので、スケジュールとにらめっこしてこの時期に休むことに決めた。
休みといっても、どうせ仕事の電話が入って対応しなきゃならなくなるから、出かけるにしても2~3日が関の山だろう。
それでも必ず休むことを決意するために宿をとって山に行くことにした。
先日の北八ヶ岳のスノーハイキングは、実はこのことの布石。
今回の山旅は裏磐梯でスノーシューイング三昧で過ごすと決めていたからだ。
切れかかっていたスノーシューバンドも交換しておいたので、準備はばっちりである。
東北道から磐越道に入ると雪が目立ってきた。
猪苗代磐梯高原ICを降りると、雪国の風景が広がっている。
裏磐梯に入るころには、吹雪と雪道のドライブとなった。
桧原湖も完全凍結している。
ワカサギ釣り用の鮮やかなテントが、ぽつぽつと見えるだけだ。
吹雪が落ち着くまで、まずは腹ごしらえ。
ブロ友の高崎先輩から「山塩ラーメン食べてみて」とアドバイスをいただいていたので、ネットで調べたお店に行ってみた。
「奥裏磐梯らぁめんや」さん。
会津山塩ラーメン認証店だ。
会津山塩チャーシューメンを注文。
甘みを感じる柔らかい塩味のスープと濃い目の味付けでとろとろのチャーシューが美味しい。
麺はつるつるした多加水麺だが、喜多方ラーメンのように縮れてはいない。
メガネを曇らせながら、一気に食べてしまった。
美味しゅうございました。
食べているうちに雪が止み、雲の合間から時折日差しが差し込むようになったので、スノーシューハイクにレッツゴーだ。
今日は、五色沼自然探勝路を歩いてみる。
裏磐梯ビジターセンターから裏磐梯高原駅バス停まで約4kmの林間コースだ。
ビジターセンターには、車が7~8台停まっていた。
平日でもそれなりに人が入っているようだ。
ビジターセンターでは、長靴やスノーシューやストック等のレンタルもやっている。
裏磐梯ビジターセンターのHPはこちら
チャチャっと身支度を済ませて12:00にスタート。
気温は、マイナス4℃。
10分くらい歩くと、毘沙門沼に到着。
氷結している。
沼沿いに少し歩くと、エメラルド色の水が見えてきた。
氷結していたのは、入江の部分だけだったみたいだ。
展望台と呼ばれるところからは、美しい景色が広がっていた。
降雪でルートが消えていることを心配したが、何人か先行してくれていたハイカーのおかげで、ロストすることはなかった。
ルート上には赤テープ等はなく、指導標もおそらく雪の下だろう。
大雪直後に入るときは、地図とコンパスは必須。
このコースはほとんど起伏がないので、もしトレースがなかったら高度なルートファインディングが求められる。
五色沼湖沼群というだけあって、あちこちに沼が出てくる。
凍結しているところもあれば、そうでないところもある。
沼ごとに水の色も微妙に違っている。
磐梯山は明治時代に大爆発を起こし、その影響で桧原湖や小野川湖、その他の湖沼群が出来上がった。
おそらく、火山活動による温泉成分が入り込んでいる湖沼は、冬でも凍結しないのだろう。
水の色の違いもおそらくそれらが原因だと思う。
逆方向から歩いてくるハイカーもいて、お互いルートの情報交換を行う。
弁天沼のあたりで出会ったハイカーが、「ぶらぶら歩いてここまで1時間半くらいでした」というので、ちょっと雪が深いのかなと心配したが、本当にぶらぶらしていたようで、思いのほか早く進むことができた。
柳沼が見えてくれば、もうゴールだ。
結局、夏のコースタイムと同じ1時間30分で歩くことができた。
今日は、コンディションが良かったといえるだろう。
事前にネットで調べたときは、1時間30分の記録もあれば、3時間かかっている記録もあった。
雪の状況次第で、コースタイムは大きく変わるので、気を付けないといけない。
ゴールは物産館。この時期は営業していないが、トイレは使用可。
ここにも無料駐車場がある。
帰りはバスを使おうとバス停に行ってみると、なんと1時間待ち。
ちゃんと時刻を調べてくればよかった。
待つより歩いたほうが早いと思い、国道をてくてく歩いてビジターセンターまで戻った。
40分かかったので、歩いて戻るのが嫌な人は、バスの時刻表を確かめておくことをお勧めする。
または、初めにバスで移動してから、逆ルートで歩くというのも一つの手だろう。
アップダウンがほとんどないルートなので、どちらから歩いても体力的に大差は無い。
時間はまだ早かったが、長距離ドライブの疲れもあるので、予約していたペンションへ向かった。
シャレ―裏磐梯さん。
こちらで二泊お世話になる。
昔ながらのペンションで、簡素ながらも山小屋風の部屋の作りが落ち着く。
お風呂も24時間入り放題なのが嬉しかった。
ご主人が優しく気さくな方で、山登りに来たことを伝えると天気のことなどいろいろと情報をくださり、ありがたかった。
「明日は、11時ごろからよい天気になりますよ。」
その言葉を信じて眠りについた。
<スノーモンスター編につづく>
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