珍しく平日に一日休みがとれたので、釣りか山か数秒思案した結果、山に決定。
コロナ禍で暫く山にも行っていなかったし、なにより涼しい夏の高山を楽しみたい気持ちが強かった。
手っ取り早く夏のアルプスを楽しもうとするなら、そう中央アルプスだよね。
てんくらで調べると天気は一日中オールA。
平日なら人もそれほど多くないだろうから、ソーシャルディスタンスも確保しやすいに違いない。
駒ヶ岳ロープウェイのホームページを調べると、混雑無しと書いてある。
もう、きまりである。
な~んてことは、おそらく日本全国の登山愛好者はほぼ同様のことを考えるのだろう。
菅ノ台駐車場に着くと、チケット売り場は長蛇の列。
密でございます。
臨時増発バスにも乗れず。
しょっぱなから敗北感が漂う。
ちなみに、バス座席は通常通り満席まで押し込まれた。
ソーシャルディスタンスはどこ吹く風。
密でございます。
ロープウェイも10分間隔で増発していたので、ほとんど待たずに乗れたけれど、
密でございます。
文明の利器の恩恵により、一気にアルプスの懐深くアプローチできるのが、ここのメリットである。
しかし、ロープウェイ駅を出たら、まさかのガスガス。
青い空はどこ行った?
てんくらさん、どうなってんの?
すでに2600mを超えているので、それなりに涼しいが、今一つ爽やかさがない。
駅に設置されていた温湿計を見ると、気温17℃、湿度62%。
なんかくじける。
気を取り直して、出発する。
そのうち、ガスも晴れるだろう、たぶん。
もう夏も終わりなので、花は期待していなかったが、少しだけ残っていたのは嬉しい。
これは秋の花かな。
八丁坂を登り始める。
しばらくぶりの登山なので、ゆっくりゆっくり。
天気は悪いが、なぜか調子がいい。
いつもなら、急登できまってふくらはぎが痛みだすのだが、今日は痛みもなくすいすい登れる。なんで?
ロープウェイ駅から乗越浄土まで40分弱で登ってきた。
これはいいペースだ。
乗越浄土は風が抜けて気持ちいいが、ガスは晴れない。
ゼリー飲料で一息つく。
登山者の流れを見ると、ほとんどが木曽駒ケ岳へ向かっている。
でもなぁ、このガスじゃ眺望は望めないし、ガスが晴れるのを待って山頂が密になるのもちょっとなぁ。
ということで、木曽駒はあきらめて、宝剣岳一択に決定。
ヘルメットをかぶって、グローブをつける。
縫い目がさけて、穴が広がってきた。
そろそろ補修しないと。
ガスの中、岩場に向かう。
これはこれで幻想的でいい感じ?
宝剣の北壁を夏に登るのは初めてだ。
ちゃんとロープでルートが示され、鎖も新しいものがついている。
冬はバリバリにクラストしていて、ザイルで確保しないとスリップしたら最後、木曾谷まで真っ逆さまの場所も、夏はるんるんルートだ。
振り返ると少しガスが晴れていた。
でも一瞬。
登り始めてあっという間に頂上(2931m)に到着。
小さな祠が二つあり、山頂碑は無い。
でも、頂上の特徴的な岩峰は、登山者におなじみだ。
頂上にいた方にお願いして、写真を撮ってもらった。
ガスは結局晴れない。
もしガスが晴れたら、あらためて木曽駒に行こうとも考えていたが、やっぱりやめることにした。
極楽平へ向かって岩稜帯をプチ縦走する。
ここから先は初めてなので、楽しめそうだ。
ルートは明瞭だし、真新しい鎖もしっかりついている。
くだり一辺倒かと思ったら、ちょっとしたアップダウンもあって、なかなか楽しい。
鎖がなければ、大キレットの縮小版みたいな雰囲気だ。
タイマーで自撮り。
なんだかよくわからん写真になった。(笑)
一瞬ガスが晴れたところをねらってパチリ。
楽しい、楽しい。
これで天気が良ければ最高なんだけどなぁ。
ウスユキソウがたくさん咲いていた。
この花は可憐で大好き。
振り返ると遠くに木曽駒の頂上が見えた。
晴れそうな雰囲気? いやいやこの数十秒後には、またガスの中へ。
岩稜帯はゆっくり通過しても30分くらいか。
三ノ沢分岐までくれば、あとは極楽平まで広くて安全な稜線漫歩。
展望がダメならせめてライチョウの姿でもと思って、ハイマツ帯を見回したが本日はお留守のようで。残念。
極楽平に到着。
ここからロープウェイ駅に向かって下っていく。
いつか時間があるときに、空木岳にも行ってみたい。
もちろん冬にね。空いてそうだから。
極楽平からの下りにほんの少しだけお花畑が残っていた。
7月ごろはもっと咲き誇っているんだろうな。
チングルマの群生もあった。
チングルマは、可憐な白い花が綺麗だが、花が散って綿毛の状態になったのもそこはかとない美しさがあっていい。
そうこうしている間にロープウェイ駅に到着。
まだ時間が早いので、コーヒーを飲んで休憩しつつ、ガスが晴れてカールの全貌が現れるのを待つことにした。
ラーメンでも作ろうかなとザックの中をごそごそしていたときに、ロープウェイ駅から無情のアナウンスが流れる。
「このあと雷の可能性があります。雷が鳴ったときは、ロープウェイを一時運休します。」
ありゃまぁ、これは仕方ない。
撤収、撤収!
さらば、千畳敷カールよ。
次回は、もっと天気のいいときにテント泊目当てで木曽駒に登ってもいいかな。
青空のもと、爽快な夏山登山を期待してきたが、こういうこともあるよね。
雨に降られなかっただけでも、よしとするか。
帰りは、こまくさの湯で汗を流したあと、駒ヶ根名物・ソースかつ丼を食しに明治亭さんへ。
うん、これは間違いない美味しさだ。
夏山満喫とまではいかなかったけど、とりあえず気が済んだというのが正直なところだ。
コロナ禍であっても、メジャーな山域は人が多いことも分かった。
シャトルバスやロープェイを利用する山に行くのであれば、ちょっと対策を考える必要がありそうだ。
9月の連休はどうしようか。
釣りにするか山にするか。それが問題だ。
コロナ禍で暫く山にも行っていなかったし、なにより涼しい夏の高山を楽しみたい気持ちが強かった。
手っ取り早く夏のアルプスを楽しもうとするなら、そう中央アルプスだよね。
てんくらで調べると天気は一日中オールA。
平日なら人もそれほど多くないだろうから、ソーシャルディスタンスも確保しやすいに違いない。
駒ヶ岳ロープウェイのホームページを調べると、混雑無しと書いてある。
もう、きまりである。
な~んてことは、おそらく日本全国の登山愛好者はほぼ同様のことを考えるのだろう。
菅ノ台駐車場に着くと、チケット売り場は長蛇の列。
密でございます。
臨時増発バスにも乗れず。
しょっぱなから敗北感が漂う。
ちなみに、バス座席は通常通り満席まで押し込まれた。
ソーシャルディスタンスはどこ吹く風。
密でございます。
ロープウェイも10分間隔で増発していたので、ほとんど待たずに乗れたけれど、
密でございます。
文明の利器の恩恵により、一気にアルプスの懐深くアプローチできるのが、ここのメリットである。
しかし、ロープウェイ駅を出たら、まさかのガスガス。
青い空はどこ行った?
てんくらさん、どうなってんの?
すでに2600mを超えているので、それなりに涼しいが、今一つ爽やかさがない。
駅に設置されていた温湿計を見ると、気温17℃、湿度62%。
なんかくじける。
気を取り直して、出発する。
そのうち、ガスも晴れるだろう、たぶん。
もう夏も終わりなので、花は期待していなかったが、少しだけ残っていたのは嬉しい。
これは秋の花かな。
八丁坂を登り始める。
しばらくぶりの登山なので、ゆっくりゆっくり。
天気は悪いが、なぜか調子がいい。
いつもなら、急登できまってふくらはぎが痛みだすのだが、今日は痛みもなくすいすい登れる。なんで?
ロープウェイ駅から乗越浄土まで40分弱で登ってきた。
これはいいペースだ。
乗越浄土は風が抜けて気持ちいいが、ガスは晴れない。
ゼリー飲料で一息つく。
登山者の流れを見ると、ほとんどが木曽駒ケ岳へ向かっている。
でもなぁ、このガスじゃ眺望は望めないし、ガスが晴れるのを待って山頂が密になるのもちょっとなぁ。
ということで、木曽駒はあきらめて、宝剣岳一択に決定。
ヘルメットをかぶって、グローブをつける。
縫い目がさけて、穴が広がってきた。
そろそろ補修しないと。
ガスの中、岩場に向かう。
これはこれで幻想的でいい感じ?
宝剣の北壁を夏に登るのは初めてだ。
ちゃんとロープでルートが示され、鎖も新しいものがついている。
冬はバリバリにクラストしていて、ザイルで確保しないとスリップしたら最後、木曾谷まで真っ逆さまの場所も、夏はるんるんルートだ。
振り返ると少しガスが晴れていた。
でも一瞬。
登り始めてあっという間に頂上(2931m)に到着。
小さな祠が二つあり、山頂碑は無い。
でも、頂上の特徴的な岩峰は、登山者におなじみだ。
頂上にいた方にお願いして、写真を撮ってもらった。
ガスは結局晴れない。
もしガスが晴れたら、あらためて木曽駒に行こうとも考えていたが、やっぱりやめることにした。
極楽平へ向かって岩稜帯をプチ縦走する。
ここから先は初めてなので、楽しめそうだ。
ルートは明瞭だし、真新しい鎖もしっかりついている。
くだり一辺倒かと思ったら、ちょっとしたアップダウンもあって、なかなか楽しい。
鎖がなければ、大キレットの縮小版みたいな雰囲気だ。
タイマーで自撮り。
なんだかよくわからん写真になった。(笑)
一瞬ガスが晴れたところをねらってパチリ。
楽しい、楽しい。
これで天気が良ければ最高なんだけどなぁ。
ウスユキソウがたくさん咲いていた。
この花は可憐で大好き。
振り返ると遠くに木曽駒の頂上が見えた。
晴れそうな雰囲気? いやいやこの数十秒後には、またガスの中へ。
岩稜帯はゆっくり通過しても30分くらいか。
三ノ沢分岐までくれば、あとは極楽平まで広くて安全な稜線漫歩。
展望がダメならせめてライチョウの姿でもと思って、ハイマツ帯を見回したが本日はお留守のようで。残念。
極楽平に到着。
ここからロープウェイ駅に向かって下っていく。
いつか時間があるときに、空木岳にも行ってみたい。
もちろん冬にね。空いてそうだから。
極楽平からの下りにほんの少しだけお花畑が残っていた。
7月ごろはもっと咲き誇っているんだろうな。
チングルマの群生もあった。
チングルマは、可憐な白い花が綺麗だが、花が散って綿毛の状態になったのもそこはかとない美しさがあっていい。
そうこうしている間にロープウェイ駅に到着。
まだ時間が早いので、コーヒーを飲んで休憩しつつ、ガスが晴れてカールの全貌が現れるのを待つことにした。
ラーメンでも作ろうかなとザックの中をごそごそしていたときに、ロープウェイ駅から無情のアナウンスが流れる。
「このあと雷の可能性があります。雷が鳴ったときは、ロープウェイを一時運休します。」
ありゃまぁ、これは仕方ない。
撤収、撤収!
さらば、千畳敷カールよ。
次回は、もっと天気のいいときにテント泊目当てで木曽駒に登ってもいいかな。
青空のもと、爽快な夏山登山を期待してきたが、こういうこともあるよね。
雨に降られなかっただけでも、よしとするか。
帰りは、こまくさの湯で汗を流したあと、駒ヶ根名物・ソースかつ丼を食しに明治亭さんへ。
うん、これは間違いない美味しさだ。
夏山満喫とまではいかなかったけど、とりあえず気が済んだというのが正直なところだ。
コロナ禍であっても、メジャーな山域は人が多いことも分かった。
シャトルバスやロープェイを利用する山に行くのであれば、ちょっと対策を考える必要がありそうだ。
9月の連休はどうしようか。
釣りにするか山にするか。それが問題だ。
てんくらCを信じて止めると快晴
でも、何度騙されてもてんくらを見ちゃいますよね
こんにちは!
てんくらも当たるときは当たるんですけどねぇ。
3時間先の予報なら、だいたい当たるのですが。
それじゃあ、だめか。(笑)
それでも見ちゃうてんくら。
でもこんなガスの日にはついついライチョウとの遭遇を期待しちゃいますよね
ソ-スかつ丼、やっぱりこのくらいキャベツを敷いたやつが絶対に旨い!
僕は別のカ-ルでライチョウさんたちに遇えました。
こんにちは!
明治亭のソースかつ丼は、ごはんよりキャベツの方が多いです。(笑)
でも、それが美味しいんですよね。
高崎さんも、いいところに行かれたようですね。
ブログ更新を楽しみに待っています。