お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

2007年渓流シーズン スタート

2007年03月04日 | 釣り
3月になり全国的にも多くの河川が渓流解禁となる。
多摩川水系も1日に秋川、3日に小菅川、そして4日に多摩川本流と支流の一部が解禁となった。

解禁は一種のお祭り。
たくさんの釣り人がどっと押し寄せ、竿が林立する。
そういう雰囲気を否定するわけではないが、自分としてはどこか小さな沢でひっそりと、そして渓魚との再開をしっとりと味わいたい。

短時間でよい。静かに釣りたいと思い選んだ沢は、ある川の支流のそのまた枝沢。
この沢は今の時期でもほどよく苔むしていて美しい。
仮に「苔沢」とでもしておこう。

この苔沢、自分の調べた限りにおいては漁協による放流の実績はない。
かといって、ここのヤマメが100%天然であるという証拠もない。
しかし、かぎりなく天然に近い種であるといっても言い過ぎではないだろう。

ウェーダーで歩く感触も久しぶりだ。
なんとなく足下がおぼつかなくて、石の上でふらふらしてしまい苦笑。
暖冬の影響か、水はそれほど冷たくはない。

最初の1尾を手にするまでは、とてもドキドキする。
釣れないより、釣れた方が絶対いいに決まっている。
シーズン初日をボウズで満足できるほど、人生達観していなければ枯れてもいない。

そんな不安も5分ほどで払拭された。
ロッドを通して5ヶ月ぶりにあの生命感が伝わってきた。

ファーストヒットは、15cmほどのヤマメ。
この時期らしくサビた魚体。
ひとまず釣れてほっとした。素直に嬉しい。
すばやくデジカメで撮影。リリースすると、元気に泳いでいった。

ヤマメは、岸寄りの流れのゆるい所に定位しているようだ。
暖冬とはいえ、シーズン初期。
ルアーへのアクションも控えめにし、スローな釣りを心がける。

2尾目は、少し大きいサイズがかかった。

大分赤みが強い魚体だ。
婚姻色?まさかね。
ヤマメの産卵は、一般的に10月~11月ころ。この時期の婚姻色はありえないはずだが、暖冬の影響でいつもとは違うことが川の中で起きているのかも?

この後、1尾追加したところで納竿。
わずか1時間半の遡行だったが、誰にも会わず、静かな釣りを味わえた。

帰りにちょっとした山の斜面に小さな梅林を見つけた。
車を止めて「プチお花見」。
ほのかに梅の花のよい香りが漂ってくる。

「♪梅は咲いたか、桜はまだかいな~」
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いよいよ・・・ (sugar)
2007-03-04 23:44:23
始まりましたね~!!
そして、ナイスな山女おめでとうございます!!

関東の川は解禁が早いので羨ましいです。

>最初の1尾を手にするまでは、とてもドキドキする。

そうなんだろうなぁ・・・(独り溜息。。。)
俺も早くそれを味わいたいのですが・・・
どうなることやら・・・

ああ・・・
早く年券とマトモなウェーダー買わなきゃ・・・(ど汗っ!


>この時期の婚姻色はありえないはずだが、
>暖冬の影響でいつもとは違うことが川の中で起きているのかも?

うう~ん。。。勉強なります。。。



遅れましたが・・・

「尿管結石」
大丈夫ですか?心配しています。。。
大変な治療でさぞ辛かったと思いますが
これから「春」。
大好きな「渓」で「身も心もリフレッシュ」して早く元気になって下さいね!!

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お気遣いありがとうございます (papachan)
2007-03-05 21:31:53
sugarさん、こんばんは。
尿管結石の方は、「のど元すぎればなんとやら…」でまったく元通りの日常生活、痛さも忘れてしまいました。ははは。
治療も最新式の手術だったので、後遺症もゼロ。
あとは粉砕した石が出てくれば晴れて終了なのですが、これがまだ出てこないんです。のんびり待ちます。

釣りの方は、おかげさまで無事にファーストフィッッシュを手にしました。
今年もよい釣りができそうな気配です。
sugarさんも、はやく渓に行けるといいですね。
昨シーズンラストの感動をもう一度!
待ってますよ~。
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