お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

秋の涸沢に遊ぶ(第3日目)

2015年09月23日 | 登山
【9月21日】

楽しかった涸沢生活も今日で終わり。
待ちに待ったアレがようやく今朝見られた。

昨日の心地よい疲れが残る朝、外が騒がしくなってきた。


「キタ、キタ!」 

誰かが声を上げた。


テントのジッパーを開いて首を出すと、7・8のコルの上が赤く染まっている。

ついにアレが来るか。



その数分後。

キター!

朝日が山を赤く染める「モルゲンロート」だ。
昨日は空振りだったが、今日は見事に染まっている。

北穂も染まる。


奥穂も涸沢槍も染まる。



テント場は、みんな同じ方向にカメラを構える。(笑)

昨日、山を下りなくて正解。
やっぱり、これを見ないとね~。

朝一のクライマックスは、わずか5分ほどで終了。
朝日が昇りきると、涸沢は紅葉が主役となる。

7割程度の色づきだろうか。
初日よりずいぶん鮮やかになった気がする。


登るところも登ったし、見るものも見た。
これで気持ちよく下山ができる。

朝日でテントを乾かし、パッキング終了。
20分のトイレ渋滞もこれでおしまい。


さあ、帰ろう。

振り返ると、いつまでも眺めてしまうこの景色。
後ろ髪を引かれるとは、まさにこのことだ。

また来るよ、涸沢。


ナナカマドのトンネルを抜けると、一気に下っていく。
本谷橋を過ぎれば、緩やかな道だ。

横尾からは、槍ヶ岳からの下山者も合わせて、いつものにぎやかな横尾街道となる。


徳沢でご褒美のソフトクリーム。400円也。

うまいな~。


あっという間の3日間だった。
やっぱり山はいいな。というより、涸沢が特別いいんだな。

今回は、やりたいことがすべてやれた山行になった。

また来るよ~、涸沢~。


東京に戻り、涸沢の写真を額に入れて実家に届けた。
山好きな親父は、高齢で大病を繰り返しており、もう山には登れない。
親父は、涸沢の写真をたいそう喜んでくれて、すぐにダイニングに飾ってくれた。
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2 コメント

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Unknown (shinichi)
2015-09-27 20:20:21
いいな~。
一緒に行きたかったです。
次はご一緒させてください。
一度は行ってみたい!
返信する
お返事 (papachan)
2015-09-27 21:39:43
shinichiさん、こんばんは!
私も一緒に行きたかったです。
秋の涸沢は初めてだったのですが、すごくよかったです。
ぜひ、次回は一緒にテラスで生ビールを飲みましょう。
返信する

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