泣き尺

梅雨入りしたのに、天気予報のお姉さんはもう梅雨の中休みとか言っている。
連日の３０度を越える真夏日には、ちょっと閉口してしまう。
降るときはきちんと降ってくれ。


今日の課題「落とし物を見つけること」
先週落としてしまった偏光グラスを探しに行った。
半分あきらめているが、きちんと探してからでないとあきらめきれない。

自分が通ったところを丁寧に見て歩く。
でも、ない。見つからない。
そりゃ、ないよな～。
世の中そんなに甘くない。
当然といえば、当然だけど。


そんなこんなで釣りの方は、テキトーにキャスト＆リトリーブ。
足下をキョロキョロ探しながらだから、釣れるわきゃない…と思ったら釣れちゃった。


きゃー！
なんと２９ｃｍの泣き尺ヤマメ！

自分は右利きなので、ロッドは右手に持つ。
よって、右岸に立つとティップは右側に倒してリトリーブする。
でも今日は探し物をしながらの、「ながらフィッシング」。
リトリーブしながらも立ち位置を変えたり、歩いたりしながら釣りだった。
このときは、足元を探しながら何の気なしにロッドを左側に倒した。その瞬間のバイトだった。

以前、Gijieで読んだ五十嵐洋氏の記事を思い出した。
それは、アップストリームで釣っているとき、リトリーブしながら右か左にステップをずらすことで、ヤマメがヒットするというものだ。
つまり、わずか数１０ｃｍリトリーブコースを変えることで、ルアーがヤマメの視界から消え、あわててバイトするというのである。

どうやら無意識でその状態をつくり、ヤマメを呼び込んでしまったのか。
なんという幸運！
今シーズン、ヤマメはチビばかりだったので、久々グッドサイズのぐるぐるファイトを堪能した。
無欲の勝利とは、まさにこれか。


ここで一句。

　　せせらぎの　梅雨の晴れ間の　乱反射
　　　　　　　　　　　見ずに掛けるは　泣き尺る山女魚　　　（字余り）


お粗末

それにしても、偏光グラス…　やっぱり買うようかなぁ。。。