前回の三頭山以後も膝の調子はまずまずなので、2019年の初登山は雪山からスタートすることにした。
同行者はshinichiさん。
西穂独標に行こうと提案したら、二つ返事でOKが出た。
1月5日または6日のどちらか天気のよい方に登ろうというゆるい計画。
数日前から天気予報とにらめっこしていたが、どうやら6日の方がコンディションはよさそうなので、5日は途中で昼飯でも食いながらぶらぶらと新穂高に向かうことにした。
「美味しい蕎麦が食べたいね」ということで、山形村の唐沢蕎麦集落へ。
もちろん、目的のお店は水舎さん。
八割蕎麦は、しゃきっとした喉越しで文句無く美味い。
揚げたての天ぷらが七品もあって大満足。
お腹も満たされたところで、新穂高へ向かう。
北アルプスが近づくにつれて雪が舞ってきたが、運転に支障はなく、おまけに空いていて快適なドライブだ。
安房トンネルを抜けると多少雪道になってきたが、スタッドレスで問題なく走行できた。
新穂高登山指導センターに立ち寄って、登山届の用紙をもらい、常駐しているスタッフさんに天候と雪の状況を聞いた。
スタッフさんが言うには、「今夜から明日にかけて弱い冬型の気圧配置になるから、夜に50~60cm積もるはず。念のためワカンを持っていったほうがいいよ。」とのこと。
う~む、自分の予想では、そこまで悪くならないと思うんだけど。。。
今宵の宿は、「新穂高温泉 ペンション ヨーデル」さん。
大きな露天風呂と美味しい食事、そしてご主人のホスピタリティが素晴らしい。
もう山に登らないで帰ってもいいかなと思うほど快適だった。
自分的には、再訪したい宿ランキング上位確定だ。
翌朝は、多少雲が残るものの、朝日が北アルプスの稜線を照らし風もほとんど無い。
いい登山ができそうだ。
9時始発のロープウェイに乗るため、多少早めに出発したが、結構な数の外国人観光客が並んでいて驚いた。
チャイナマネーはこんなところまで押し寄せていたとは。
結局、始発ロープウェイには乗れず、2本目になってしまった。
ロープウェイ終点駅について目に飛び込んできたのは、白銀の峰々。
笠ヶ岳が朝日に照らされ、息をのむほどに美しい。
始めはメルヘンチックな森の中を進む。
昨日、登山指導センターのスタッフさんにご助言いただいたことは良い方に外れ、新雪はほとんど積もっておらず、よく踏まれたルートを快適に歩けた。
ワカンはただのオモリと化した。
木々の間から時折見える西穂の稜線が素晴らしい。
これが青空だったら、もっといいのに。
緩やかなアップダウンを繰り返した後、樹林帯の急登が続く。
キックステップでいけば、アイゼン無しでも十分登れる。
登りが落ち着いてくると、西穂山荘が見えた。
大きな雪だるまのお出迎え。
行動食とテルモスのお湯で一息つき、アイゼンやヘルメット装着。
雪の状況によっては、独標手前の岩稜のトラバースと独標の登降が難しくなるので、今回はザイルを持ってきた。ハーネスを身に着けると、気持ちも引き締まる。
ワカンやストックなど、いらないものは小屋にデポさせてもらった。
いざ、気を引き締めていきましょう。
丸山までは穏やかな登りが続く。
アイゼンが雪を噛み締める感触が心地よい。
風はそれほどでもないが、徐々にガスが流れてきた。
膝の方は寒気に晒されて、ちょっと動きが悪くなり鈍い痛みが出ているが、これくらいなら屁の河童。
それより、体力低下の方が著しい。
ちょっと登っては、一息つく。
ここ数ヶ月、ほとんど山を歩いていないツケが出始めている。
急登が終わるころ、下山してきた二人組に独標の様子を聞いたら、鎖場は埋まっておらず、
登降には問題ないとのこと。
どうやらザイルの出番はなさそうだ。使わずに済むに越したことはない。
独標手前のトラバース。問題なし。
アイゼンを引っ掛けないように気をつけながら、鞍部に下りる。
いよいよ最後の登り。
鎖場を無事越えて、ひと登りでピークだ。
shinichiさんが先に登って、写真を撮ってくれた。
こうみると、結構な斜面だね。
西穂高岳独標(2701m)、登頂。
快晴とはいかないまでも、周囲の峰々は指呼の間のごとく。
年の初めから山の神様に素敵なご褒美をいただいた気分だ。
お互い記念撮影をして、慎重に下山した。
下山中、今回最大の失敗が発生。
途中でうっかり雪を踏み抜いてハイマツ帯に埋まり、運悪くアイゼンでオーバーパンツを引っ掛け、破いてしまった。まだ、3回しか穿いてないのに~。涙
丸山に戻る手前からガスが流れてきて視界が悪くなり、小屋につくころには雪が降ってきた。
時間に余裕があれば、西穂山荘で昼食でもと考えていたが、天候もさることながらロープウェイの時間も気になるので、行動食をほうばってからさっさと山を降りた。
shinichiさんには、ゆっくりランチの時間をとってあげられず、申し訳なかった。ごめんね。
ちょっとバタバタ感はあったものの、無事に新年初登山を終えられてよかった。
心配した膝も最後までもってくれた。
これならしばらくは大丈夫だろう。
それでも、次回はもうちょっとゆとりある行程の山がいいかな。
shinichiさん、新年早々お付き合いいただきまして、ありがとうございました。
同行者はshinichiさん。
西穂独標に行こうと提案したら、二つ返事でOKが出た。
1月5日または6日のどちらか天気のよい方に登ろうというゆるい計画。
数日前から天気予報とにらめっこしていたが、どうやら6日の方がコンディションはよさそうなので、5日は途中で昼飯でも食いながらぶらぶらと新穂高に向かうことにした。
「美味しい蕎麦が食べたいね」ということで、山形村の唐沢蕎麦集落へ。
もちろん、目的のお店は水舎さん。
八割蕎麦は、しゃきっとした喉越しで文句無く美味い。
揚げたての天ぷらが七品もあって大満足。
お腹も満たされたところで、新穂高へ向かう。
北アルプスが近づくにつれて雪が舞ってきたが、運転に支障はなく、おまけに空いていて快適なドライブだ。
安房トンネルを抜けると多少雪道になってきたが、スタッドレスで問題なく走行できた。
新穂高登山指導センターに立ち寄って、登山届の用紙をもらい、常駐しているスタッフさんに天候と雪の状況を聞いた。
スタッフさんが言うには、「今夜から明日にかけて弱い冬型の気圧配置になるから、夜に50~60cm積もるはず。念のためワカンを持っていったほうがいいよ。」とのこと。
う~む、自分の予想では、そこまで悪くならないと思うんだけど。。。
今宵の宿は、「新穂高温泉 ペンション ヨーデル」さん。
大きな露天風呂と美味しい食事、そしてご主人のホスピタリティが素晴らしい。
もう山に登らないで帰ってもいいかなと思うほど快適だった。
自分的には、再訪したい宿ランキング上位確定だ。
翌朝は、多少雲が残るものの、朝日が北アルプスの稜線を照らし風もほとんど無い。
いい登山ができそうだ。
9時始発のロープウェイに乗るため、多少早めに出発したが、結構な数の外国人観光客が並んでいて驚いた。
チャイナマネーはこんなところまで押し寄せていたとは。
結局、始発ロープウェイには乗れず、2本目になってしまった。
ロープウェイ終点駅について目に飛び込んできたのは、白銀の峰々。
笠ヶ岳が朝日に照らされ、息をのむほどに美しい。
始めはメルヘンチックな森の中を進む。
昨日、登山指導センターのスタッフさんにご助言いただいたことは良い方に外れ、新雪はほとんど積もっておらず、よく踏まれたルートを快適に歩けた。
ワカンはただのオモリと化した。
木々の間から時折見える西穂の稜線が素晴らしい。
これが青空だったら、もっといいのに。
緩やかなアップダウンを繰り返した後、樹林帯の急登が続く。
キックステップでいけば、アイゼン無しでも十分登れる。
登りが落ち着いてくると、西穂山荘が見えた。
大きな雪だるまのお出迎え。
行動食とテルモスのお湯で一息つき、アイゼンやヘルメット装着。
雪の状況によっては、独標手前の岩稜のトラバースと独標の登降が難しくなるので、今回はザイルを持ってきた。ハーネスを身に着けると、気持ちも引き締まる。
ワカンやストックなど、いらないものは小屋にデポさせてもらった。
いざ、気を引き締めていきましょう。
丸山までは穏やかな登りが続く。
アイゼンが雪を噛み締める感触が心地よい。
風はそれほどでもないが、徐々にガスが流れてきた。
膝の方は寒気に晒されて、ちょっと動きが悪くなり鈍い痛みが出ているが、これくらいなら屁の河童。
それより、体力低下の方が著しい。
ちょっと登っては、一息つく。
ここ数ヶ月、ほとんど山を歩いていないツケが出始めている。
急登が終わるころ、下山してきた二人組に独標の様子を聞いたら、鎖場は埋まっておらず、
登降には問題ないとのこと。
どうやらザイルの出番はなさそうだ。使わずに済むに越したことはない。
独標手前のトラバース。問題なし。
アイゼンを引っ掛けないように気をつけながら、鞍部に下りる。
いよいよ最後の登り。
鎖場を無事越えて、ひと登りでピークだ。
shinichiさんが先に登って、写真を撮ってくれた。
こうみると、結構な斜面だね。
西穂高岳独標(2701m)、登頂。
快晴とはいかないまでも、周囲の峰々は指呼の間のごとく。
年の初めから山の神様に素敵なご褒美をいただいた気分だ。
お互い記念撮影をして、慎重に下山した。
下山中、今回最大の失敗が発生。
途中でうっかり雪を踏み抜いてハイマツ帯に埋まり、運悪くアイゼンでオーバーパンツを引っ掛け、破いてしまった。まだ、3回しか穿いてないのに~。涙
丸山に戻る手前からガスが流れてきて視界が悪くなり、小屋につくころには雪が降ってきた。
時間に余裕があれば、西穂山荘で昼食でもと考えていたが、天候もさることながらロープウェイの時間も気になるので、行動食をほうばってからさっさと山を降りた。
shinichiさんには、ゆっくりランチの時間をとってあげられず、申し訳なかった。ごめんね。
ちょっとバタバタ感はあったものの、無事に新年初登山を終えられてよかった。
心配した膝も最後までもってくれた。
これならしばらくは大丈夫だろう。
それでも、次回はもうちょっとゆとりある行程の山がいいかな。
shinichiさん、新年早々お付き合いいただきまして、ありがとうございました。
幸先のよいスタートおめでとうございます。
この天気でも西穂まで行っちゃう猛者もいたでしょ?
ここまで来たら蕎麦と飛騨牛、食も完璧でございます!
こんばんは!
快晴とは行きませんでしたが、まずまずの天候でよい登山となりました。
この日は西穂までいくパーティはいなかったようです。
独標から先のトレースは数日前のものがうっすらついていただけでした。
飛騨牛のしゃぶしゃぶは最高でした!