最近は、アメーバブログの「ekiben-techo」から転載したものをお届けしていましたが、今日は、久しぶりにgooブログの「パーキンソン病と診断されました」の方からお届けします。
若い頃から料理に興味を持ち、特に伊丹十三の「女たちよ!」や「再び女たちよ!」、荻昌弘の「男のだいどこ」などを読みふけり、いろいろな料理にチャレンジしてきました。退職後も時間に余裕ができたので、スパイスカレーなどにも手を出してきましたが、PD(パーキンソン病)を患ってからはキッチンで長時間作業することができず(すぐに腰痛が出る)、一昨年からは味覚障害も出て、いよいよ、料理を作ることなどできない状態になってしまいました。
ところが、昨年9月に病院を替わって薬の処方も変わった途端、なんとなく「やる気」が出てきて、家でのストレッチや筋トレに弾みがついてきました。もちろん、毎週通ってきてくださるPT(理学療法士)さんのおかげもあってのことです。体幹を鍛えることを中心に進めてきた結果、多少、腰痛が緩和されてきたようです。
そこで、妻が夕食のメニューを考えているときに「久しぶりにおでんを炊いてみたい」とお願いしました。じゃ、土曜日の買い物で大根とジャガイモと竹輪とすじ肉と…。
一緒に買い物について行き、昼食後、出汁作りから始めました。ジャガイモと大根の下ごしらえは、妻にお願いしました。「豆腐は切っておく?」「いや、豆腐ぐらいは切れるから」まだ手元は危ないので、難しい包丁使いはできません。鯛のアラがあれば、それを出汁にしたかったのですが、あいにく品切れ。昆布と鰹で出汁を取り、できあがったのがこのおでんです。
途中で、ちょっと腰もやばかったり、味覚が十分戻ってなく、味にものたりないところはあったのですが、とりあえず、久しぶりに料理に時間をかけることができた一日でした。