Yちゃんは重いキャリーバックを引きずって少し遅れてやってきた。
どうしたのそれというと、Kくん〈息子のこと〉とハル君に見せようと選んだものを持ってきたという「漫画」だった。
そういえば去年の夏休みにも息子が持ってきたな~と思い出す。
せっかくの漫画にも見向きもしないでソファに寝転んでいるハル。
気づくと寝てしまっていた。
まだ、恥ずかしがっているのかしらと呆れているとどうも様子がおかしい。
熱がある・・。
測ってみると38度・・。
一同、驚きの一瞬。
それからというもの私は、ハルの熱を下げることに集中した。
昨日の朝の急な腹痛は、風邪の前触れだったのか・・・。
YちゃんもAちゃんもお泊りの日で息子はその日の7時に帰ってくることになっていた。
嫌がっていたが、レモンを絞り蜂蜜を混ぜたものを飲ませ、オレンジジュースも飲ませた。
病院に行かなくていいの?
と母とYちゃんは心配している。
私は、その程度の病気には驚かない自信があった。
昨日から咳も出ていた。
これは風邪だと判断した。
夏休みに入り、連日の夜ふかしだろうと察しがついた。
ぐっすり寝かせることと熱を下げること。
アイスノンを充て、氷水で冷やしたタオルを頭に当てて気持ち良く眠れるという昔からの方法である。
Yちゃんが体温計測後、読み取る役目。
8度4分で喜び、8度6分でがっかりと、それこそ一喜一憂しての看病にあたる。
肩で息をしていた頃をすぎ、楽になる様子がチラリと見えてきた。
パパが帰ってくる頃になるとテンションが上がり、もう平気だと言い張る。
全員にダメ押しされて安静に・・・。
夫と母の「薬を処方したほうがいい」に素直に従い、峠も越したので気休めに・・ということで処方する。
Yちゃんもハルもカプセル錠の置き薬をみてびっくりしている。
私が、最初にカプセルの薬に出会ったときの驚きと同じだ。
「え?この中のものを取り出して飲むに違いない・・」と。
何とも得体の知れない物体だった気がしたのを想い出した。
息子が帰り、食事の時間になる。
夫が作ったカツ丼だ。
「熱があるときは食欲がないから、無理しなくていい」と優しい夫。
Yちゃんは完食、「美味しかった~」
Mちゃんは、娘に送るのに、ハルと作った味見用のチョコブリオッシュを食べていた。
私は、疲れていたのでMちゃんが欠伸をしたのをこれ幸いと、お風呂にも入らずに就寝。
途中、ハルとYちゃんと息子の賑やかな声が聞こえてきた。
楽しそうだった。
夢うつつ、ハルは良くなったんだな~と思う。
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