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シスターが部屋を整えに見えたらしい雰囲気に隣にいた私は
積極的に誰もいない教室に顔を出してみる。
シスターに挨拶、シスターは先週どうしたのかと私に聞く。
ちょっと気分がすぐれずにというと病気だったかと。
最初から病気と言えば良かった。
怠け病に近いが、疲れていたのだ。
叔母が送ってくれたエコ袋が使い勝手が良いので先生にも差し上げる。
赤のチェックとベージュのチェックのどちらかを選んでいただこうと
差し出した。
やはり、赤だった。きれいなのが好きと。
傘の生地でしっかりと縫い込まれている叔母のエコバックは評判がいい。
きちんと小さくまとまり、広げるとかなりの容積がある。
それをバックにしのばせておくと助かることが多いのだ。
趣味で数えきれないほど縫ったに違いない。
チャリティーで売るのかと聞かれた。
趣味で作っていますと答えるといい趣味ですねと。
母のすぐ下の妹だ。
母も、バックまでとはいかないまでもエコタワシを編んでいる。
そういえば編み方も縫い方もしっかりとしたところは姉妹の血が見えるようだ。
それから、Tさん、今日はご主人と一緒の車でやってきて、英語が終わると
一緒に夫様と遊ぶ予定だったはず。
それじゃまたねと帰っていったと思ったら数分後にお喋りで花の咲くクラスに姿を見せた。
どうしたのと聞くと、夫様が授業後の様子を窓の外で見ていたらしく楽しそうだね
といったので、みんなといると楽しいと言ったら、遊んで来ていいよと言ったという。
「え~ご主人に悪いのでは?」というと
「だって皆のほうが好きだもの」に爆笑。
Tさんのいない、ランチはホントつまらないので、戻ってきて良かった。
最近、英語の日に夫様が休暇をとるので困ったと言っていた。
その後、学食で7人が集まりクラス会のようなランチ、大学生顔負けの仲良し
シニア組である。
その後、都合のつく人3人で珈琲タイム、Tさんから、お得意の節約家、タダ券で珈琲をご馳走に
なった。
そこでのおもしろ話はMさんの犬の話。
家族に愛されている犬は、放射能に汚染されないように、線量の低いところまで散歩に行って来いと
夫様から言われ、朝早く犬の散歩に出かけたらしい。
時間がかかり過ぎて続けられないと、朝の散歩だけで断念しそうな話である。
夫様の心配事は愛犬のことに集中するらしく、犬のために疎開しろと言われているという。
夫様は医者なので単身で残るらしいのだ。
Mさんは犬の為だけの疎開は腑に落ちないらしく、困っていた。
実直な夫さまなので、きっと犬とは言ってるけどあなたのことが心配なのよと言ったが・・・。
そうしておくか・とポツリ。
行き場所があるのだから行ったらいいと思うのだが、自分の年令と友だちを考えると
シニア段階での疎開はリスクが大きいとみえる。
しかし、愛犬家にとり、地面に一番近いところを散歩する犬は
子どもより放射能被爆が強いので、おもしろみーっけは不謹慎であるなと・・。
家族同様の動物なのだから、笑い事ではなく、真剣に避難を考えているのだ。それを思うと
一緒に暮らした、避難区域の人々が泣く泣く動物と別れて避難する辛さは如何ばかりだったろうと
今さらながら思う。
TVに映しだされた痩せ細った避難地区の猫の姿を思い出してしまう。
ここ数カ月、放射能の話に必ず戻るのが県民である我々の習性である。
早くこんな話題に触れなくていい時がくるのを熱望!!!
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