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a green hand

老いを認めないわけには・・

眼科を再び訪れた。

血液サラサラに効くというバファリンを2週間飲み続けた。
2週間前より少しは辺りが明るくなった気がするが相変わらず
左目で文字を読むことはできない。

血液検査のこと、薬の事を話すとそれでは食事で気を付けましょう
と言われた。

目の酷使は関係ないという。
動脈硬化しか無いというわけだ。
どこかで老いを認めたくない私がいた。

しかし、考えてみると身体とて、数十年使っている機械のようなもの
点検もせずよくここまで稼働したものだと感心する。

感謝してこれからはもっと大事にしないとという気分にさせられた。
もう、十分生きた気もするのだが、ほんの少しの欲が残っていると見える。

水を飲まなかったり、野菜を気持よく食べなかったりしたのは良くない。
最近、スポーツ飲料をガブガブ飲んでいる。
真水を美味しいと感じられず昔から水分は珈琲とか
お茶で摂っていた気がする。

急に、福島産の野菜を食べるなら友達のキャベツにしようと
せっかく上手にできた、いわれのあるキャベツを電話で所望した。

心よくギッシリと巻かれた小さいキャベツ2個を持参してくれた。
茹でてしばらくおき、悪い成分を出して食べるようにと注意された。

玉ねぎは県産を避けた。

県外ではなく、なるべく遠くのものを捜すのは大変である。
小さい子をもつお母さんは日々、神経を使うだろうなと気の毒になる。

震災後の美しい福島はすっかり変わってしまった。
福島の詩人、和合亮一さんではないが、「福島が泣いている」
まさにそのとおりである。

昨年の6月、冲方丁のトークを聞いたことをこのブログにも
載せたが、心に残る言葉、環境のいい所に住むと、人は働かなくなる。

福島はすっかり、霞のかかった自然になってしまった。
とても環境の悪いところになってしまった。

私の視力どころではない。
早く、手術でもなんでもして、見える福島、観たい福島をとりもどして
ほしい。

でも私は手術は怖いのでこのままで十分である。
片方が見える、それで十分なのだ。
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