皆、福島市は線量が高いからと言って、こちらから出向いて孫など
に会いに行くのに・・。
ちょっとうちの場合は例外が多すぎである。
目的は、ハリーポッターを観ることと夏休みの宿題を早めにやって
しまうことである。
どっさりと宿題持参でやってきた。
というのは、8月に入り、白馬村の貸し別荘に3泊4日を計画して
いるからである。
パパから「7月中に宿題をやってしまえば8月は全部遊べるんだよ~。
パパは子どもの頃にそうしなかった。」と聞かされる。
一緒にいない子どもは親の言葉の一つ一つが強い印象として残る
ものである。
それで、ハルはパパが出社すると同時に、私の部屋に移動し、そこ
で宿題をするという生活をした。
算数と国語はスイスイとやるところを見て安心した。
学校で習ったことは覚えようとしている姿が見える。
もし私なら、その時間にできないことは、家に帰ってやればいいなどと
甘い考えにすぐに落ちるだろう。
そしてプリントなど渡ったものなら、あちこちしらない漢字や計算の仕方が
でてきて躓いてしまうそんな子どもだ。
時間内にしっかり覚えてしまうのが一番の近道であることが、大分遅く
なってから理解した劣等生である。
でも、自分流に好きなように学ぶのは、勉強嫌いにはならないが・・。
どちらがいいかを考えると基本を学ぶ小学生は、とにかく親もしっかり
早いうちに苦労して学ぶ基本を叩き込んだ方がいいように思う。
これは私の大きな反省点である。
さて、親の言葉だが、今回印象に残る言葉についてである。
ハルは連日パパとの遊びで夜遅くまで起きていて、最終日の今日は
パパの「行ってきます」のご挨拶に間に合わなかった。
でも、眠りながらいつまでも手を振り続けている。
「じゃ、8月な、行ってきます。いろいろ用意してきなよ、ボールとか」
目は開けられないが、手を振って応えている。
勉強に入る前、こんなことをつぶやいた。
「昨日ね、ぼく、初めてパパに耳かきしてもらったの、パパも人の人耳かき
したのは初めてだって言ってた。それでね、僕もパパもビクビクしながら
だったんだよ」
これが一番印象に残ったハルの今回の言葉である。パパの言葉を一つ
一つ拾うように自分の心に取り入れては反芻している姿をみた。
親の言葉はこれから、ますますハルの心に届くだろうことを考える。
息子よ
気の利いた言葉を頼むというババ心が芽生えてきた。
パパをどう思いますか?とインタビューしてみた。
「いい人だと思う」「どうしていい人だと思うのですか?」
「いろんなところにつれていってくれるから」
「そうですか、いろんな所に連れて行ってくれる人はいい人
なのですね、あなたは危険ですね、しらない人に誘拐されないように
してくださいね。」
今日、ハルを送ると、家族全員が庭先にでて迎えてくれた。
ハルはとても幸せな中で生活をしている。
連日聴こえていたケラケラ笑う声が途絶え、ちょっとさびしい。
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