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a green hand

Yちゃんからの電話

「まーちゃん、昨日はどうもありがとう・・今日ね、英語のテストだったけど、Yは何点だったでしょ~90以上は高得点ね、100点は無しだよ。」
ハイテンションなYちゃんからのわざわざの電話なのだから良かったに違いない。

「80点ぐらい?」とわざと抑えて言ってみた。
案の定「ブブー」という答えが返ってきた。

「92点でした~。」
「凄いじゃないの!昨日疲れるまで頑張ったからね~。」
「うん、まーちゃんがなかなか答えを教えてくれなくて・・これは何?これは何って言われて考えたから出来たんだと思う。」

80点以上の合格点が取れなくて、学校が終わると英語を教えてもらいたいとママとMちゃんと一緒にやってきたのである。

長い事通っている英語の塾だが、あまり芳しくなさそうでママの悩みの種である。
が、やめさせないママの根性もある。


教えているうちに私が本気なのに圧倒されたのか、ハイテンションさや開き直りや不貞腐れは影を潜めた。

「この当たっているところはまぐれで当たった、全然英語なんてわかんない・・」などというものだから、徹底的に・・。

1時間ぐらいで終わり、ママがMちゃんと散歩から帰ってくると「英語、嫌になってきた」とくら~く、ポツリ。

それでも帰りにはきちんと親に言われるでもなく「まーちゃんありがとう」と2度ほど言って帰った。
私はすっかり疲れきっていた。

そんな経過を辿ったので、今日の高得点はうれしかったに違いないのだ。

好きなことは先生がいなくても自然に意欲が起きるものである。

学校の勉強とか熟などというものは先生がいて嫌なことを頑張らせてもらうものと考えてみると何らかの刺激を与えられる先生に出会えれば子供は幸せである。

昨日はYちゃんにこんな厳しいことを言ってしまった。

「自分は、どこが苦手でできないのかわからないようでは勉強しても解るようにはならない」と。

「わからないからまーちゃんに教えてもらいに来た」という開き直ったYちゃんの言葉に対してだったかもしれない。
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