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a green hand

鳥になった気分

今日は、車の運転を兼ねて、裏磐梯方面に出かけた。
目的地は「諸橋近代美術館」

ダリ常設美術館はアジア唯一であるという。
世界でも本国スペインを除いて、アメリカに次ぐ第2位(世界第4位)である。

ダリ生誕120周年 サルバドール・ダリ  ➖天才の秘密➖
4月20日〜9月1日までの開催である。

5月の連休中にダリ好きの娘の友達がやってきた。
息子の案内で娘たちはこの企画展を見て感動して帰った。

会期、残すところ僅かとなり、行かなければという気持ちが強くなり、夫を誘う。
ここは何度か訪れている美術館でもある。

自慢できる福島の自然、磐梯高原の中に立つ、この美術館は素晴らしいの一言である。
収蔵品もさることながら、景観が非常に美しく凛として佇んでいる美術館である。

開館25年になる。

開館間もない頃に行った美術館と今では同じ作品であっても、こちらが成長したと感じる。

25年前の私はシュルレアリスムには馴染みがなかった。

そういう意味でも私だけではなく、ダリの作品群が福島という地に根を張り続けたことには意義があったと感じる。

25年前、心に残った1枚は、やはり私は日本に関するこの一枚。
原爆にショックを受けたダリの作品、「ビキニと3つのスフィンクス」である。


 手前の原子雲の中に、アインシュタインの横顔が確認されるだろうか?これはダリのアインシュタインへの揶揄である。



世界屈指のダリコレクションである諸橋近代美術館、コレクションした現艦長諸橋英二の父親である諸橋延蔵が凄い。

仕事でスペインに行き、そこで出会ったダリの作品群に衝撃を受けたらしい。
仕事はゼビオ株式会社である。

諸橋近代美術館への道、そこまでを本当に久しぶりに運転をした。
その後は、熱塩温泉まで足を伸ばした。

そこからの運転はエネルギー不足の私。
隣に乗っているのも疲れると放つ夫が運転してくれた。

そこの宿、7階の部屋、木々の梢と空が窓から見える。
梢を見ることはないので、なんだか鳥になった気分であることが楽しい。















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