しつこく言えばくれるのだが、そのしつこさにも飽きてきた。
それで、いろいろ考えて、1つの提案をしてみた。
「駅までの送り迎えと、自由なひとり時間の1日をプレゼントしてくれる?」
これはうまくいった。
急に思い立ち、国立西洋美術館の「キュビズム展」に行くことにした。
キュビズムに深い関心があったわけではない。
とにかく自分を解放したかった。
思うように我が家から車を出せない私。
3年前から我が家の車は一台になった。
愛車と別れるのがどんなに寂しかったかw
その時に愛車と記念撮影をしたが、ホントさびしそうな私。
その後、購入した夫と共有のサポカーが気に入らない。
狭い我が家までの道のり3分間が、ピーピーと危険信号の鳴りっぱなしなのだ。
気の弱い私は音が怖い。
家から広い道路に出る3分間で、すっかりくたびれてしまう。
音を無視し、強引にぶつからない程度にクネクネしないといけない。
であるから、夫に車を出してもらってからでないと運転ができなくなってしまったのだ。
年のせいもなきにしもあらずだが私は気が弱いせいだと思っている。
そんなことも重なり、車で外出という自由を奪われてしまった。
奪ったのはだれでもないわけだが……。
明日を楽しみにしている。
国立西洋美術館は、あまり行っていないことに気づいた。
その先の美術館を目的にするも、いつも右方向を気にしながら素通りしていた。
中学の修学旅行で行ったのが初めてである。
ル・コルビジェ建築作品、世界遺産に登録された(2016)美術館をしっかりと堪能してきたいと思っている。