たっぷりと時間をとり、駅まで夫に送ってもらった。
今日は忘れものも無し、完璧だと意気込んで駅に向かう。
1度目の事件は、新幹線ホームに目当てのタイムテーブルが無い。
人もまばら。
隣のホームを見ると新幹線がホームに入っている。
もう3分ぐらいしか無い。
焦る、焦る。
急いでエスカレーターを降りて、目当てのホームに走る。
もういいや、ダメなら次があると思いつつも焦る。
普段歩いて居ないし走ってもいない。
この姿は滑稽だ。
息を切らしながら目的の席に着いた。
「間に合った」安堵w
ところが、新幹線は時間になっても動かない。
案内によると停電により東北新幹線が遅れているという。
詳しい事は分からなかった。
復旧するんだろうと思い、行くか降りるか迷っているうちに、30分遅れて動き出した。
次の駅に着き、車内放送の案内を聞いたり娘とのラインのやりとりで降りることを決断した。
改札口では払い戻しで賑わっていた。
が、まだ列は短かかった。
初体験である。
誕生日おめでとうのメッセージに、得意げに夫のプレゼントで出かけますと……
発表していた私。(笑える)
数人の方々には大変心配をかけてしまった。
ということで今日の誕生日の自由時間はおまけになってしまった。
抜け目ない私は、事故のため中止になった自由時間は25日に実行の了承をを得た。
全額払い戻し後に今日と同じ時間で切符を購入した。
キュビズム展は28日が最終日である。
私には楽しい4時間だった。
でも、これから岩手まで帰らないととか呟きが聞こえてきて…。
それぞれの物語は続いていた。
帰りの在来線の時間まで、たっぷり時間をとってブラブラした。
駅の書店を覗いたり
「一汁一菜で良いという提案」土井善晴の文庫本が目に留まり、パラパラ捲り即、購入。
NHK出版の「光る君へ」も欲しいと思っていたので購入した。
帰りの在来線はとても混んでいた。
時間をかけて帰途に着くしか無い移動日となったはずである。
やり直しがきく私は幸いだったけれどそういう人ばかりでは無い。
一昔前なら駅員に怒る有様も見られたのに誰一人として声を荒だてている人はいない。