9月からスタートした「わろてんか」
7月から入院生活に入り、抗がん剤治療3回目の時だった。
抗がん剤というものを体験し、どんなものかがわかった辛い時期にスタートした「わろてんか」。
夫はテレビが大好きというラッキーな人間である。
スタートした朝ドラのタイトルに私は希望を持った。
これなら大丈夫かもしれない。
朝ドラ、日曜の大河ドラマ、日曜の韓国映画「オクニョ」の３つだけが一緒に見ていたテレビである。
「わろてんか」の前のドラマ名が記憶にない。
夫の病状の変化や何やらで平安でなかった日常だったものと思われる。
いやもしかしたら朝ドラの運命と言うか単に私の記憶が曖昧という現象なのかもしれない。
大河ドラマは直虎
その時間はテレビに集中できた。
6：40まで病院で一緒に観て帰ってきた事も多くあった。
殆ど録画でしか観ないテレビだったが今ではリビングで夫の観る私の興味のない音が聞こえている。
それは世の中を知るという「情報」が嫌と言うほど繰り返し繰り返し流されて…………。
いろいろなコメンテイターの名前や事件を知ることになった。
ま、これも自分の経験として必要なことであったかと受け入れた。
自室に閉じこもり、好きな事で時間を潰していた従来の私だったが退院後は殆どリビングである。
夫の回復が進むにつれ元に戻りたい欲求が出てきている。
もう少しの辛抱とブログに向かっているのかもしれない。
あ〜気持ちの良い春が来た。
