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食堂のおかみの言葉である。
音楽は言葉であることが実感できた。
坂本朱は、もんぺ姿に姉さんかぶり。ちょっと長身の坂本
には違和感をまずはじめに感じた。
しかし、そんなことは小さなことである。
オペラであるはずなのに私の心には坂本朱の歌が言葉として
はっきりと届いていた。
「ここから、何人もの人が飛び立っていったのです」
と客席に向かって訴えるように歌った一言・・。
「なぜ、そんなに特攻に行きたがるの」も残った。
坂本朱が、三枝成彰の「KAMIKAZE」にどれほどの思いを
共感し体現してくれたかが伺われた。
特攻隊員が母親を重ねて見ていた富屋食堂の女将を坂本
が演じたのは素晴らしかった。
人間としての成熟度が坂本の適役であったと思う。
これは坂本朱の気さくで人間臭い人柄であるからだとも感じた。
2度間近で会ったことがあるが、非常に大きな豊かな人間性
を備えている方である。
これからも日本とイタリアで活躍し続けて欲しいと願っている。
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