ということはママも眠っていないということ・・大変だなと思いながら預かる。
11時までソファの上に寝息を立てて熟睡していた。
十分寝たので午睡はなし。
しばらく外仕事をする我々とともにいた。
それで早めにお風呂に入れて寝かせることにした。
最近、息子がMを寝かせるときに絵本を読んであげているようなので私も「絵本読む?」とMに聞いてみた。
「うん向こうの部屋から絵本を持ってくる」と言って書棚から選んで持ってきたのは・・。
なんと「ふらいぱんじいさん」
すっかり絵本に慣れた子なら集中して聞いていられると思うけど..大丈夫なのかなと思いながらも読んであげる。
と言うのは、ハルの小さい頃、寝るときには5冊ほどの絵本を選ばせて読んであげていた。
10年後に生まれた2番目の孫のMには本気で絵本を読んであげようという気持ちはなかった。
絵本より、携帯の「いないいないばあ」で育っていたからだ。
私が預かるようになってもそんなことなので満足に文字を読んだことがない。
絵本に興味は示さないだろうと・・。
しかし、最近、息子がMを寝かせた後には絵本が枕元に散乱しているのだ。
息子のお気に入りで読んであげていたのかもしれない。
今回の「ふらいぱんじいさん」は私のお気に入りだがMの前で開いたことはない。
息子が読んであげたことがあるのだろうか?
いやいや息子は長い本は「長い」ということだけで選ばないだろう・・などいろいろと想像してみた。
恥ずかしい話であるが体調が優れないなどの理由とMが好むという理由でテレビやiPadの動画で子守をしていた。
現職ではとても考えられない絵本の敵とみなされるテレビや電子機器である。
Mはディズニーのドナルドダックやアンパンマンのものづくりの動画やその他自分で操作していろいろみていた。
長い時間、テレビや動画でMを集中させてもらい私の体は助かっていた・・。
「ふらいぱんじいさん」を読みはじめるとMは集中して聞いている。
中味もわかるらしい様子に再び驚く。
やっぱり2歳は凄い年齢なのだ。
あながち携帯やiPadを嫌う必要もないのではと思わせた。
が、絵本の価値を知らないでそれだけに集中させるというのはいかがなものかとの感想を持つ私でもある。
絶対にそうだとは言い切れない微妙な場所に佇んで煮え切らない私。
ハルのことだが
家に滞在中、手塚治虫の「ブッタ」全巻を読んでいたのだから文字には親しめるんだろうと思っていた。
中学生になり、最近では小説に凝りだしたという。
何でも文字に親しみ、読んでおくのはいいことだ。
10年違いの世の中で、環境も育ち方も異なる二人の孫の将来をずっと見続けることはできない。
しかし、何が出来なくても「優しさ」だけは絵本から得ることができたと娘や息子の姿から信じている。
未熟者の信じている「優しさ」を繋いでいってほしいとわが子たちに願っている。
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