a green hand

ポタージュ・ボン・ファム



写真は娘がチキンブイヨンを送ってくれた。

ポタージュのレシピにチキンブイヨンと書いてあったが見つけることができずにガラスープの素などを使っていた。

料理学校に通う娘から、ポタージュはチキンブイヨンだよと教えられた。
ガラスープの素では全部が中華味になってしまうんじゃないということだ。

ガラとチキンは似てるから良いのではと勝手に判断して使っていた私である。

だがレシピ通りだとちょっと塩味が濃すぎる。

送られてきたチキンブイヨンでポタージュ・ボン・ファムを作った。

すっかり洗練された味になったではないか。

塩味制限している栄養士の友に食べてもらう。
高級感あふれる味とのお墨付きを頂いた。

相当量のポタージュができるので小分けして冷凍保存した。

夫の自宅滞在療養中、毎朝ポタージュを提供した。

味覚障害の夫に辰巳芳子さんの言葉である「喰いつかせる」ことができた。
こうなると滋養もあるポタージュで野菜嫌いを補える。

玉ねぎ 人参 じゃがいも セロリが相当量入っている。
素材選びから材料の切り方から厳しい決まりがある。

真摯に、ごまかさずに向き合ったのが今回のポタージュだ。

野菜が宝石のように見えてくるから不思議である。
これは全くの主観かもしれない。

今年初めに母と夫と3人でお金を出し合い購入したミキサーは最強である。
一番少なく出資したのは夫であり、皮肉なことに現在、一番お世話になっているのが夫なのだ。

このミキサーがなかった頃は、濾し器を使い、腕が痛くなるほど時間がかかったのだ。
夫の協力も大きかった。

全ては今日の日のためにあることの一つである。
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