朝夕すっかり秋

日中の日差しは強いが風があるのでひんやりと気持ちのいいこの頃である。
猛暑を脱した庭は、元の姿に戻ろうという気力が見えてきた。

昨日は久しぶりに庭に出ることにした。
庭仕事をすると腰が悪くなる私は、一大決心が必要である。

自転車のチューブを骨盤辺りにしっかりと締め完全武装である。
お腹の肉がちょっとのっかるな～。(笑)

ゴムベルトより、自転車のチューブがお気に入りで1本目は古チューブを自転車屋さんからもらい、2本目は新しいのを買った。

ぎっくり腰で随分お世話になっている。

このチューブ姿は時々とんでもないことになったりするので注意が必要。
車から降りる時に外すのを忘れ、そのまま車を離れること数回、夫に注意されて事なきを得た。

ちょっと素敵なスカートの上に自転車の継ぎ接ぎのある古チューブを巻きつけたご婦人が・・・の雰囲気である。

普段は何も気づかないような夫が不思議とチューブ着用の私には気づいてくれるのである。

であるから、チューブ着用のまま、スーパーに入り、人の目に晒されるということは数回まぬがれたことになる。


完全武装したところに息子が現れた。
「腰、悪いの？」

息子にミルクティーや昼食を準備し、といっても母の揚げた新鮮野菜の天ぷらと夫が前日に圧力釜で梅干とともに煮込んだ秋刀魚を見た目よく並べ、それに木綿豆腐に青じそ、きゅうりのきゅうちゃん漬のメニューである。

一番のミスマッチは、私が息子のために作ったパンプキンスープであった。

食後にマグカップにたっぷりの挽きたて珈琲である。

久しぶりの実家一人訪問である。

庭仕事にとりかかると集中しすぎるのが良くない。
次々と草花達の声が聞こえ、助けを求めているようで・・。
いちいち応えるのが大変である。

刈り込んだり、移植したり、追肥したり、水をあげたりである。

そんな作業をすると、すぐに応えてくれるからうれしい。

生気を取り戻し、頑張って咲いてくれるのも霜が降りるまでである。

昨日は夫もたくさん作業をし、ぐったりしていた。
クレマチス３鉢を植え付けてもらい、チューリップの球根の寝床を整えてもらった。

必ず頼むと断るのに必ず頼んだことをしてくれる夫である。
最近では断られてもその後の行動がわかってきたので、私もむすっとせずに笑って対応できるようになった。

感謝だな～。