庭友のT さんにボスコベルのひと枝を「雨降りの1日をのんびり過ごしてくださいね。」のメッセージ付きで持参する。
虚弱なTさんはまだ起きていないと思い、静かに訪問したかった。
突然の訪問はその日の体の調子で、その瞬間のエネルギーが身体を疲弊する事をよく知っている。
しかし、突然のお気に入りの方の訪問は心の流れを変えることも知っていた。
丹精込められたTさんの庭を眺めながら裏側に回るとご主人が1人で雨の庭を眺めながら朝食?をとっていた。
私に気づきベランダの戸を開けて受け取ってくれた。
一言も話さず、寝た子を起こさないようにの雰囲気で差し出す。w
「キレイ、雨の中どうも」の声を後にした。
家に戻り、私の雨の日。
辻井さんの録画を再び。
くるみ割り人形の「アンダンテ・マエストーソ」を聴き、最後はショパンの「ソナタ第3番」を聞きながら森田真生の残りの部分を読み終える。
辻井さんのソナタ第3番、あまりに魅力的で読むより「聴く」になってしまった。
キッチンから食器のぶつかり合う音が聞こえる。
母の部屋を覘くと母はベットに気持ちよさそうに寝ている。
母にとっても金曜日はホッとできる曜日なのかもしれない。
「今日は布団の中が気持ち良いので一日中寝てる」とは言っているがそのうち起きるはず。
火曜、木曜とリハビリを頑張り、木曜午後はヘルパーさん介助のお風呂である。
だんだん難しくなる脳トレの宿題に向かい週末を過ごすのが母の1週間。
母に取り、この脳トレはクイズのような感覚で楽しんでいる。
夫は20日に納車になった車に何度も何度も乗り込んでは取説とにらめっこ。
サポかーなのにそんなに取説が必要?と呆れるほどだ。
嬉しい?のかもしれない。
私はまだ運転をしていない。
わたし用に夫が買ったはずなのだが………。
最近私は車を運転するのが恐ろしい。w
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雨の中、だんだん風も出てきた。
どうか被害が大きくならないようにと願いつつ。
辻井さんのアンコールでピアノの弦が切れたのには再び驚いた。
バイオリンの弦が切れるのはよく見るが、ピアノに弦があるんだと笑われそうだがありありとピアノは弦楽器を証明してくれた。