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a green hand

トーマス最終日

  
金曜日、お天気も良かったので夫とMちゃんと3人で郡山美術館へと向かった。
Mちゃん美術館、初体験、2歳2ヶ月である。
    
自分の子の美術館初体験は、私のあの頃の好みで連れて行った。
今考えると申し訳ない。

シャガールであり、子供中心の美術など頭になかった気がする。
自分の趣味で精一杯だったのだ。

子どもたちは、声こそ出さなかったが、ちょろちょろと動き回っていたように記憶する。

今になって思うに、コンサートも美術館も親の好みでの初体験なのでつまらないところであったと思う。
未熟者のダメ親である。


郡山美術館は、私の大好きなところで環境が森の中という感じでとてもいい。
庭にただ一つの兎のブロンズ像が象徴的である。



まず、兎にゆっくりと対面させた。
石畳のような広い庭は植物ひとつない石だけ・・・そこに森から飛び出してきた兎が美術館を目指している。

ハルと行った時の一番のすごいことは体のとてもキレイなトカゲに会ったことだ。
絵本に出てくる降矢ななさんが描くような太陽からたくさんの色をもらったおしゃれなトカゲだった。
それを一緒に追いかけた。

石の上なので見失うことはない。
暑い夏の日だった。
ハルは何歳だったろう・・まだ、学校に上がっていなかったなどと考えながらトーマス会場へと足を進めた。

庭には、既にトーマスを見てきた幼稚園生の集団が整列していた。
記念写真を撮っていた。

うさぎを背景にうさぎの格好で・・。
    
それと美術館視察なのだろうか、たくさんの人が庭の様子や建物を伺っていた。

Mちゃんの興味は、会場のあちこちに置かれ流れているDVDの中のトーマスである。
原画よりその動く画面へ・・当たり前であると思う。

会場には、トーマスで育ったのだなと思われる30代かな?男性が多かった。

生まれてすぐに世の中は映像の世界である。
「いないいないばあ」も携帯で見ていたので驚いたことがあった。
アナログ世代では考えられない現実である。

ボタンに興味を示すのも携帯やリモコンが一番身近にあるからにちがいない。

人の声や平面的な絵本がどうやってMちゃんの興味に繋がっていくか興味を持ってみているところである。

お昼にレストランに入った。
入口で数分待っているあいだに、Mちゃんは「本みる~」と言って目の前にある本箱へと行き、アンパンマンの本を選んで持ってきた。

アンパンマンもTVの録画で随分見せたものである。
これでいいものかと思いながら見せていた。

絵本に興味が無かったからだ。

最近になり「ほん、みる~」が増えてきている。

生活や経験範囲が広がって、絵本の内容が身近になってきたのだろう。

トーマスの絵本を1冊注文してみた。
どんな興味を示すか楽しみである。
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