近状報告 2007/9/11

いや～、ゲーム制作って一旦ヤマを迎えると、なかな谷が訪れないみたいでｗ
現在、夜の９～11時上がりがほぼ当たり前になっています。おかげでブログの更新はおろか、ゲームもＤＳ以外はまともに進められてない始末…。「Another Century's Episode 3 THE FINAL」も２～３日触れてない現状。まあ…社会人ってこんなもんですよ。きっと。


そして…つくづく自分の考えが情けなく感じたこと。
私は残業しなくちゃいけない、残業徹夜が当たり前なんて考えが滑稽だという話をしてきましたが…それは確かに「会社のため」にはなるかもしれません。
しかし…それで結果的に、ただ最低限のノルマを達成してそれで終わり。そうなるとゲームとしてのクオリティが上がりません。それは「ユーザーのため」にならないことです。

私はこのブログでは何度も何度も何度も言ってきましたよね。「ゲームはユーザーが遊ぶもの」「面白いから遊ぶ」。そんな旨を。
しかし…クリエーターになった私が今考えていたのは所詮、会社のことであってユーザーのことではなかった。もちろんあまり露骨に仕事のペースが遅かったり無駄に時間をつぎ込みすぎるというのも問題なんですが、ゲーム制作の途中にも関わらず「終わりがある」と思うこともまた、よくないことです。少なくとも私のプロジェクトの皆さんは、ホントにユーザーのことを考えています。ゲームで流れるメッセージの１文字１文字にも神経を使い、イベントだってただ進んでくれればいいで終わらせている人はいないと思います。私の周りには、そんなクリエーターばかりが存在します。
これが、クリエーターの楽しみなんです。人と議論し合い、時にはちょっと笑い話。そして１つの作品を１人ではない、多人数によって完成させる。そしてそれがいい評判をもらえれば…嬉しいですよ。まだ味わったことないですけど、嬉しいはずなんですよ、きっと。それは、全体の９割がそうならいいや、というわけではない。全員がそういう気持ちを持っていないといけないと思います。１割が手を抜けば、ユーザーはそこを見逃しませんからね。

私は今、ヘンにクリエーター風に犯されそうになっていることが多いです。今回もまさにそれだったけですが…。しかしそのたびに、改めて初心にかえることが出来れば…きっとこれからも何とか、今の思いを貫き通していけると思います。