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登山という行為は、 頂上をきわめただけで 完結するわけではない。

2013年08月30日 | 気になる言葉
登山という行為は、
頂上をきわめただけで
完結するわけではない。

私たちは、
めざす山頂に達すると、
次は下りなければならない。
頂上をきわめた至福の時間に、
永遠にとどまってはいられないのだ。

(下山の思想、五木寛之)



何か達成するというのは、
終わりがあるということ。
どこを終わりとするか、そして、
どんな新しいスタートをするか。
そこが大切だ。

五木さんはこうも言っています。

「山に登る、ということは、
 三つの要素があると思う。
 一つは、山に登る、こと。
 二つ目は山頂をきわめること。
 三つは、下山すること。」


メディアや世論は、
ほとんどの場合、
誰か注目される人が、
上昇している途中とか、
頂点に立っている時しか
紹介しません。

けれど、ふつうの人々が
経験するように、
登山も何ごとも、
登って終わりじゃない。

誰でも、登れば、
自動的に終わり、
難なく下山じゃない。

登りの困難とは別の困難がある。

そこで、また、
新しい成長もしくは発見がある。

人々があまり注目しない、
下山する姿にこそ、
人間の生きる「生の姿」が
あるかもしれない。

登り終えた後が大切。
場合によっては、
登り終える前に、
降りなくちゃいけない時もある。


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