翼を持つ種.。.:*・゜２０２３.。.:*・゜

今年の紅葉（もみじ）は、プロペラ付きの種の翼が、紅く色づくのが早いように思えます。
春に紅い小さな小さな花が咲いて、花の小ささに比べると．．．かなり立派な
プロペラ付きの種が、夏の間に出来上がり、秋になるとプロペラの色が紅く色づいて来る．．．
そんな風に思い込んでいましたが、今年はもう紅い色に染まり始めたプロペラたちを見かけます。

紅葉の前に、まずプロペラの色が紅くなるのは、毎年のことですね。
春の開花から、夏を越し、秋を過ごし．．．１年近く掛けて旅立ちの準備を進めて．．．
冬を迎える頃に、紅いプロペラは茶色くなって、旅立ちの日を迎える．．．そうですよ。

プロペラのような翼を持っている紅葉（もみじ）の種は「翼果」と呼ばれているそうなのです。
やはり、正真正銘の「翼」なのですね。
私が勝手に「翼、翼．．．」と、連呼することが正当化されたようで、やはり嬉しい気持ちになります。

	小さな小さな紅い花が散って行った跡が残っていますね。
寄り添う姿の愛らしさ.。.:*・゜
	陽射しを浴びて透けて見えそうな翼.。.:*・゜

１年がかりで堅実に準備を進めて．．．お上手にベストタイミングを見計らって、風に乗り．．．
できるだけ永住にふさわしい場所に着地するのでしょう．．．ね。
多摩森林科学園の桜保存林でも、時折り、お上手に根付いて成長中の紅葉さんたちを見かけました。

そんなことを思いながら、美しい紅色のプロペラとつやつや輝く丸い種を見つめていたら．．．
どのような場所まで飛んで行くのかしら．．．と．．．想像というより妄想の世界に入り込みそうに。
散歩中は、ぼぉ～～～っとしないように．．．と、娘から警告を受けているのでした。