4月19日に、ココが旅立ち、前日まで通院をしていた動物病院へは
お電話でご報告をしたまま、ずっと足を運ぶことができませんでした。
長年お世話になり美しいお供花も贈っていただいたこともあり、
気になりながらも、何回も何回も通った通院の道のりを歩くことが苦しくて、
行くことができないまま、今年が暮れて行くことが、気になっていました。
クリスマスの前には必ず行きましょうと心に決めて、今日行ってきました。
微笑みながら温かく迎えてくださった先生方に、ご挨拶とお礼を
8ヶ月経って、やっとすることができました。
先生方は、ひなが旅立った時に悲しくて切なくて家から病院までの道を
歩くことができなかったと私がお話したことを、よく覚えてくださっていました。
「キャリーバッグを抱えて歩いた道のりに思い出があり過ぎて...
そうおっしゃっていましたよね。今日はもう大丈夫でしたか?」と
優しくたずねてくださいました。
「ひなちゃんのときには、ココちゃんのワクチンの時期が来たからと
頑張って来てくださったのですよね。」
そんな風に始まった思い出話...
スタッフの皆様と召し上がってくださいね。 | |
昨年の今日(12月21日)、先生がココにクリスマスプレゼント 試食用に療養食を1袋くださいました。 それをきっかけに箱で購入したものが一部残ってしまったので ひなやココのような療養食が必要な猫さんたちにサンプルとして 差し上げてくださったら嬉しいです。 そうお話したら「助かります。皆さんに喜んでいただけます。」と 快く受け取ってくださいました。 来年の6月末までの賞味期限なのです。 | |
最後の数日間お世話になった「マナーウェア」 病院で巻いていただいた1枚だけで汚すこともなく、足りたので 娘が大急ぎで買ってくれた1袋が手付かずのままでした。 病院で使っていただこうと思うの...そう娘に話したら あぁ、私もそう思っていたのよ、そう言ってくれました。 8ヶ月も前の会話ですけれど、やっと実行できました。 こちらも、「大助かりです。」と、受け取ってくださいました。 |
お忙しい中を、お付き合いいただくのは申し訳ないので、早めに切り上げようとしたのですが
先生方は、時間をかけて話し合って治療方法のことや、どんな風に見送りたいかを
じっくりと相談していたのですから、その後の気持ちを聞かせていただけるのは勉強になるので
ありがたいことなのですよ、とおっしゃってくださいました。
自宅で看取ったときの様子も聞かせていただけると勉強になるのです、とのことでした。
身体にかかる負担を最小限に抑えた治療のお蔭で、ひなもココも穏やかに
旅立つことができました。
カメラのカードに、見送る時に撮った画像を入れて、カメラを持参。
ひなとココ、それぞれの安らかな姿を見ていただきました。
ひなを見送ったときには、画像を見ていただく気持ちにはなれなかったのです。
「こんなに穏やかできれいなお顔は初めて見ました。
ひなちゃんもココちゃんも、幸せそうな表情ですねぇ。」
そんな言葉をいただくことができました。
特にひなは、警戒心が強いので...病院ではいつも警戒警報発令中...
時には戦闘モード全開...の姿でしたから
優しくエレガントな表情は先生たちにも驚きだったようです。
「ひなちゃん、美人さんですねぇ...」
「お家では、こういうお顔で甘えていたんですね...」
ココは、幼子のようなあどけない表情の中に、澄み切った空気をまとったような
「ココちゃん、天使のようですね...」
ひなとココを長年見てくださっていた先生たちから、ありがたいお別れの言葉を
それぞれに掛けていただけたような気持ちになりました。
穏やかな治療プランのお陰もあって、やつれることもなくきれいな姿で
旅立っていけたのだと思っています。
「猫さん定年」を決心している私ですから、残念ながらもう2度とお世話になることは
ないでしょうと思っていますが、私の人生最後の猫さんたちと私を見守り続けてくださった
先生方、スタッフの方々に心から感謝をしています。
今日も優しい笑顔で見送ってくださったことが、ひなとココと私の動物病院との何年にもわたる
思い出の最後の1ページになるのかもしれませんね。
昨年の今日、12月21日の記事です。:記事の最後に、ココが先生からクリスマスプレゼントを頂いたことを書いてあります。
暖かい日が続きましたが、明日のお天気は下り坂?
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