手作りのオーナメント.。.:*・゜

クリスマスグッズを片付けましょう．．．そう決めていた日ですが、ふと思い立って
片付ける前に記念撮影をしてみました。

クリスマスツリーを飾るオーナメントのお話です。
娘がまだ幼稚園児だった頃に作ったオーナメントの数々。
卵の殻を使って作ったオーナメントは、毎年少しずつ作り続けて増やしていきました。
もう４０年近く前のお話です。

先日のファミリークリスマスの日に、初めて孫から「これは何？」と聞かれて．．．
「グランマが作ったの？？？」と、驚く孫にどんな風に作るのかを教えてと言われました。
孫は目を輝かせて．．．
少し嬉しい（かなり嬉しい）私。

「卵を使うのよ。」と話すと、「卵にお絵描きするの？？？」と興味津々な様子なので
作り方を簡単に説明してみました。
「すごいね、すごいねぇ．．．」と言いながら、じっくりと１つずつ確かめていました。
「ママが幼稚園に行っていた頃にね。」と話すと、関心は幼稚園児の頃のママのことに
移っていきました。
写真を見たい．．．と言って、興味津々の様子で古いアルバムを見せてもらっていましたよ。
そして、懐かしい当時のファミリークリスマスの写真には、卵のオーナメントも写っている
ものもありました。
孫、大興奮．．．

	生卵の上と下に小さな穴を開けて、上の穴から 　フッと息を吹き込み中身を出し、水で殻の中をよく洗い 　水気を切ってから、よく乾かす．．． 　第１ステップは、そこから始まります。 　中身は、娘のお弁当の卵焼きや炒り卵にしたり、 　おやつのフレンチトーストにしたり．．．でしたね。 　炒り豆腐、茶碗蒸しなども度々作っていたかもしれません。 　作業の過程で壊れてしまうこともあるので、 　多めに用意することを心がけていました。
卵の内側が完全に乾いてから、殻が割れないように 　殻の中を補強する作業には数日かかります。 手間と時間がかかる作業なので、毎年６個くらいずつ 　数年かけて作り続けました。 　細かい作業が好きな私には、愉しみながら娘に喜んで 　もらえることが張り合いにも楽しみにもなりましたが、 　１年中作り続けるのではないので、最後の数個は 　パリで作った記憶があります。
	「卵にお絵かき」という孫の推理は、残念ながら「ハズレ」。 　愛らしい絵柄の包装紙の絵を１つずつ小さな小さな鋏で 　切り抜くのです。 　この作業も、細かい作業の積み重ねです。 　髪の毛、松葉、リボン．．．丹念に細かい作業をすることが、 　なぜか好きなのは、おそらく母譲りなのだと思います。
とにかく時間のかかる細かい作業の連続ですから．．． 　「好き」でなければ続きませんね。 　そして、完成して飾り付けたときの嬉しさは格別でした。 　何十回と繰り返したファミリークリスマスの思い出が．．．

コンテナに積み込まれて、私たちの知らない海路の旅をしたオーナメントたち。
飾り付けたツリーをお友達と囲んでいた幼かった娘の毎年の笑顔。
様々な思い出が胸をよぎります。
そして今も、ファミリークリスマスに欠かせない存在でい続けてくれています。
今日も「お疲れさま」の気持ちで、１つずつ柔らかい紙で包み、箱詰めしましょう。

孫からかけられた「これは何？」の一言に背中を押されるように、ご紹介してみました。

予定どおりに、クリスマスの後片付けが全て無事に完了したら．．．
さぁ、年越し準備．．．そしてお正月の準備が始まります。

昨日は、年賀状の投函を済ませて、ひと仕事終えた気分を味わいました。　


新型コロナウイルス禍が１日も早く収束の日を迎えますように．．．