1973年作出の薔薇、ブラックティーです。
今ではシックな色合いの花々は、当たり前のように受け入れられていますが
当時はまだ、花の色、中でも薔薇の色は華やかであることが大切な要素だった
時代でした。
端正な花姿と深みのある美しい色調は、予想以上に人気を集めて話題になった...
そう言われています。
ブラックティーの花色は、気温によってドラマティックに変化するのだそうです。
昨日の記事でお話した、女子高校生が熱心に説明してくれた薔薇の知識の中に
気温に反応する薔薇たちのエピソードもありました。
ブラックティーは、夜の気温が低くなる頃の色味が最高に美しいのだそうです。
春から初夏にかけては、燃え上がるような朱色が日に日に濃くなり、
秋には、深みのあるシックな紅茶の色になるそうです。
「秋にもオープンキャンパスがあったら、いらしてくださいますか?」
輝く瞳で、そんな質問をしてくれたので
「もちろん、大喜びで来ますよ。」
そうお返事した私です。
゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+* 薔薇の園2020 * 16 * ブラックティー * 都立園芸高校 * +.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜
ブラックティー 1973年 日本 岡本勘治郎氏 作出 こんなにも素敵な薔薇が日本生まれなのです。 誇りに思います。 | |
「半剣弁高芯咲き」と呼ばれるトラディショナルな花姿。 バブルの頃には高値でも飛ぶように売れていた薔薇... そんな伝説のようなエピソードもある薔薇です。 | |
5年も前のことを、なぜこんなにも鮮明に覚えているのかしら...
まぁ、年齢を重ねると昨日のことは忘れても、過去の出来事なら
昨日のことのように思い出すと言われているし...ね...
そんな風に自分を納得させていましたが、昨夜、思い出しましたよ。
都立園芸高校のオープンキャンパスに行く少し前に、娘から
新しい命が宿ったことを知らされたのでした。
翌年早々に迎える初孫誕生の日まで、平穏に無事に過ごせますように...
祈るような気持ちで暮らす日々が始まった頃のことだったのですね。
娘の心身を労る気持ちと同時に、私自身が元気に母子のお世話をできるように
健康に気をつけないと...そんな風に思い始めていた日々。
多分、夢を語る高校生との出会いがあんなにも新鮮で嬉しかったのは
祖母になれる喜びが私の胸の中で育ち始めた頃の出来事だったから...ですね。
新型コロナウイルス禍の収束の日を、1日も早く迎えることができますように...
都立園芸高校のバラ園で撮影したのは、2015年5月16日(土)でした。
都立園芸高校のご案内です:「園芸高校の並木とみどり空間」は、「せたがや地域風景資産」に選定されています。
東京でも今年初めての真夏日になったそうです。
素敵な、エピソードですね:)
そして美しい薔薇ですねー!
近所にロンサードのバラ園があります。近々訪ねてみようと思います♪
michiさん、こんにちは。
50年近く前に、日本で作出されたのですよ。
素晴らしいですよね。
バラ園散策、楽しみですね。
ブローニュの森のバガテル庭園のバラ園も素敵でしたよ。
たくさんの孔雀が放し飼いされていて、薔薇の園に煌めく孔雀の羽根
懐かしく美しい思い出の1つです。