春のそよ風に誘われるように、丘の斜面を薄紫色に彩るかたくりの花。
小さな小さな種が根付いてから、およそ8年もの長い歳月をかけて
ようやく開花の日を迎えるのだそうです。
花開く春の数週間を過ごすと、初夏には地上から姿を消してしまいます。
夏~秋~冬~何ヶ月もの間を地中で静かに過ごして...
春の雪融けを待っていたかのように芽吹き、
大急ぎで葉を広げ花を咲かせて、私たちを喜ばせてくれるのです。
そして、新緑の頃にはすっかり姿を消してしまうことから
スプリング エフェメラルと呼ばれています。
春の短い期間だけに地上に葉を広げ花を咲かせて、夏には地上部が枯れて姿を消して
翌年の春まで休眠する小さな植物の総称なのだそうですよ。
スプリング エフェメラルの名前は、春の妖精とも春の儚い命とも
呼ばれているようです。
もう1つ、かたくりの花の特徴は、朝を迎えて日が差すと花びらが開いてくるりと
上向きに巻き上がるようになることです。
日暮れには、花びらを閉じて夜を過ごすそうです。
陽射しの弱い日には、花びらが下向きで少ししょんぼりとしているようにも見えます。
さやまかたくりの里の丘の斜面では、かたくりの花たちは刻々と変化する日当たりの加減で
表情豊かに可憐な姿を見せてくれます。
真っすぐ立って、カメラを水平に構えて撮影しても こんなに斜めになるくらいの斜面です。 カメラの腕が追いつかなくて、なかなか美しい丘の雰囲気が 伝わるような撮影ができないのですよ。 もう何年も撮影しているのに... | |
「かたくりの里」を守り育て続けてくださる ボランティアの方々への感謝を込めて... パンフレットを昨日に続いてご紹介しますね。 |
ボランティアの方たちのお話では、数万株に1株と言われている珍しい
幻の白いカタクリは、この日にはまだ開花を迎えていませんでした。
いつもは、ボランティアの方たちが「白い花は、あそこに咲いていますよ」と
ご案内してくださるのですよ。
また来年を楽しみに...そう思いながら、美しいかたくりの里の丘を後にしました。
2年間お世話になった小規模保育園を卒園して、来週から大規模保育園に入園する孫。
卒園式は、先週末に行われました。
今日は、最後の登園日。お友達や保育士さんたちとのお別れの日でした。
2年前に落選した認可保育園に就学まで行けるようになったことは、ありがたく嬉しいことですが
お別れは寂しいものです。
2年間、期待以上の行き届いたお世話をしていただいて、娘も感無量の様子です。
今日は、早めの夕食後にお昼寝用の布団カバーの仕上げを一緒にして、これで入園準備も完了です。
持ち物も全て違うので、忙しい中での準備は大忙しのようでしたが、私に手伝ってもらいたいと
言ってきたのは、今日の布団カバーの仕上げだけでした。
今度こそ、就学までお世話になる保育園です。
元気に楽しく過ごせますように...
さやま花多来里の郷のご案内です
冷え込む1日でした。
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