我が家の周辺では、最近街路樹や生け垣に
おがたまの木が植えられているのを
よく見かけます。
お花の形を見れば分かりますが、木蓮の仲間です。
木蓮は冬の間落葉しますが、おがたまの木は常緑です。
調べてみたら、古来九州では玉串などの神事に使う「神の木」として
使われ、古事記や日本書紀にも「おがたまの木は神の木」と
記されているのだそうです。
おがたまの木は中国から日本へと渡来して、南の方から広がりましたが
本来、日本の東から北の地方では育ちにくかったのだそうです。
そこで、おがたまの木の替わりに神の木として使われたのが
日本各地で育つ榊(さかき)、文字どおりに「神の木」ですね。
1円玉の裏側の図柄、オリーブの枝のようにも見えますが
おがたまの木の枝なのだそうですよ。
今では、少なくとも東京では当たり前のように植えられているということは
やはり、気温の上昇が進んでいるということなのでしょうね。
バナナによく似ていると言われる、おがたまの花の香り...
いにしえの人々には、なんの香りと感じられたのでしょうね。
おがたまの花の香りは、私にはバナナそのものより
娘が幼かった頃によく作ったバナナシェイクの匂いにそっくり...
そんな風に思えます。
今日も、日中は猛烈な陽射しで気温もぐんぐん上昇しました。
大事な用事があったので外出しましたが、炎天下を歩くのは
なかなか...ですね。
まだ5月なのに、かなりの暑さでした。
帰り道、夕方には涼しい風が吹き始めて、明日は雨模様になるそうです。
おがたまの木について
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