真紅の薔薇たちの中でも、深い真紅から黒みを帯びてくる薔薇たちを黒薔薇と呼びます。
黒薔薇たちの魅力は、華やかさの中にシックな雰囲気を漂わせてベルベットタッチの花びらが
光を受けて表情豊かに見えるところにあるのかもしれません。
そして、黒薔薇には珍しい中輪の小振りの薔薇、黒蝶(くろちょう)は愛らしさも感じられる
ところが大きな魅力だと、私は感じています。
真紅の薔薇、黒薔薇...光の扱いが難しいので、私にはずっと撮影に関して苦手意識が抜けない
お相手なのですよ。
苦手な黒薔薇さんたちの中では、黒蝶さんが初めて撮影らしい撮影をさせてくれたありがたい
存在なので、京成バラ園を訪れたら必ずご機嫌伺いをする大切な薔薇の1つです。
゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+ * 薔薇の園2022 * 2 * 黒蝶 * +.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜
黒蝶 2005年 日本 京成バラ園芸 作出 | |
色褪せが少なく、開花後の花持ちがよいことも大きな特徴です。 | |
明日には完全に開花? そう予感させる1輪。 | |
ピンぼけなのですが、なぜか手放せない1枚なのです。 花姿が私好み...ということかもしれません。 | |
黒蝶は昨日の丹頂に続いて、京成バラ園芸作出の薔薇たちの1つです。
そして、私が大好きな薔薇の1つです。
コロナ禍に思い悩む前までは、外国からの観光客の姿も多く見かけた広大な京成バラ園ですが
私自身が、しばらく訪問していないので、今現在の様子はよく分からないという残念さ。
安心してバラ園散策が愉しめる日を待ちわびている方たちが数多くいらっしゃることでしょう。
そして、私自身がその1人です。
記事にしていない薔薇たち...実はたくさんあるのです。
でも、それぞれにそれなりの理由があってのことなので、その辺りをじっくりと考えて
少しずつ記事にしていこうかしらと思い始めています。
お付き合いいただければ嬉しいです。
黒蝶の撮影をしたのは、2013年5月の春薔薇の季節に京成バラ園で...丹頂と同じ日でした。
新型コロナウイルス禍の収束の日を、1日も早く迎えることができますように...
そんなシーンが浮かび上がってきました。
実際のそんな場に居合わせたいわけではなくて、絵でも良いから・・などと愉しませてもらいました。
美しい女性に1番お似合いなのは、どの黒蝶でしょうね。
黒蝶にしては珍しく、少し憂いを帯びた表情を見せている、本文中の1番上か4番目でしょうか...
フランス映画のような情景が思い浮かぶコメントをどうもありがとうございました。