朝から雲一つない青空が広がり、明るい陽射しが眩しいほどの晴天でした。
娘が探してくれた、ペットのための斎場で、ひなを見送りました。
住宅地の中に佇むお寺の境内にあり、落ち着いた雰囲気でのお見送りができました。
担当の方のご案内であらかじめ用意しておいた、お花、またたび、転がして遊ぶのが大好きだったワインのコルク、
動物病院のスタッフの皆さんから届いたメッセージカード、大好物の粉ミルクは動物病院の薬の袋に入れて...
お花が大好きだったひなですから、お花はたっぷりと用意しました。
持たせてあげられるものには、素材の制限があるので、娘と一緒にいろいろ考えて準備をしました。
5日から今日まで、家に安置しておくためのあれこれは、動物病院の院長先生が
分かり易く丁寧に説明をしてくださったので、戸惑うことなくしてあげることができました。
顎の先から尻尾の先端、4本の足の指先まで、ミリ単位の全てのお骨まで、きれいに
生前の姿に並べてくださって、ひなが元気いっぱいだった頃を思いながらゆっくりと拾骨をしました。
娘と孫と一緒に親密な雰囲気で見送ることができて、少しほっとしたような気もします。
ひなを胸に抱いて、お寺の境内から出ると、美しい十月桜が咲いていました。
6本並ぶ大きな十月桜を見上げながら笑う孫の無邪気な姿、
青空に広がる枝に溢れるように咲く花々、胸に沁み入る光景でした。
つい先日まで、孫が来るとゆったりと尻尾をぱたりぱたりと振っては
孫と遊んでくれたひなのことが、1歳にも満たない孫の記憶に残ることはないでしょうが、
娘と私の心の中では、嬉しく微笑ましい思い出としていつまでもいつまでも
ほんのりと輝き続けると思います。
家からも近くて、私たちの希望していたとおりのお見送りができたのは、
斎場を娘が探してくれたからです。
娘に任せて本当によかったわと、感謝しています。
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