友人が、私の人生が祝福に満ちたものとなりますように...と手渡してくれた贈り物。
もう何十年も前、私が婚約を決めたことを知らせた後のことでした。
これから先、道に迷うことがあったら...この、あなたの地球儀を眺めて...
あなたの道標を探して、見つけて...胸を張って歩き続けて...と。
身長10cmほどの私の地球儀は、その日以来ずっと私のそばにいてくれます。
色とりどりの天然石でできている地球儀です。 天然石にも誕生石があるけれど、あなたには アメジストの海を選んだから... あなたを見守る誕生石は、 この地球のどこかに隠れているはず... そんな風に話してくれました。 | |
パリへの渡航の日が決まったことを話した時には、 いよいよアメジストの海を航る日が来る... そんな風に言ってくれました。 | |
娘の結婚の話をした後には... 娘に...と、ラピスラズリの海の地球儀を贈ってくれました。 アメジストの海の地球儀もラピスラズリの海の地球儀も 私と娘の人生を見守り続けてくれて... 私たちが、もしも道に迷っても大丈夫、 必ず道標が見つかるから...そう励まし続けてくれます。 今はもう、地球では会えない心優しい友人の声が... 聞こえてきます。 | |
昨夜のお月さまです。 満月の、96.1%のサイズだそうですよ。 黄色を超えて金色に輝くお月さまでした。 右側から欠けていくのが、よく分かります。 | |
日に日に遅くなっていく月の出の時間。 撮影の頃合いを見計らいながら、夕食の支度をするのは 落ち着かないと言えば落ち着かないのですが... うきうきそわそわ...そんな時間も愉しんでいます。 月に魅せられる...とは、そういうことなのでしょう。 | |
天然石でできている月球儀があればいいのに...そんなことを思う近頃の私です。
風の中にいるかもしれない、雲の中にいるかもしれない、月にいるかもしれない...
変幻自在のはずの懐かしい友人に笑われそうです...笑ってほしい私です...
東京では、小春日和がもう少し続くそうです。
読み進めながら とても心が揺れて
気付いたらウルウルしている自分がいました
なんて素敵なお話なんでしょう
なんて素敵なお友達なんでしょう
アメジストの海の地球儀と一緒に
いつもpassyさんの近くにお友達はいらっしゃいますね
絶対、そう思います
心優しく温かいメッセージをどうもありがとうございました。
しみじみと読ませていただきましたよ。
年齢を重ねるということは...思い出が心の中に降り積もるような...
大切な思い出たちを抱き続けていられるのは、幸せなのですよね、きっと。
友人が旅立って行った日が近付いてきたので、つい思い出を語ってしまいましたよ。
ジュリアさん、どうもありがとうございました。