猛暑酷暑炎暑と言われ続けた今年の夏...強烈な暑さの中でも、涼し気な表情で桔梗が凛とした花姿を見せてくれます。
桔梗と言えば、秋の七草の1つ...秋の七草は、山上憶良が万葉集で詠んだ2首の歌が由来と言われています。
秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり)かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 <万葉集・巻八 1537>
萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌(あさがお)の花 <万葉集・巻八 1538>
「朝貌(あさがお)の花」と呼ばれていた花が、桔梗なのですね。
小さな虫が、きれいな水色の雌しべにしがみついています。 雌しべには白い線が見えていますね... この白線には、ちゃんと意味があるのですよね。 | |
凛とした涼し気な佇まいの桔梗ですが... つぼみの間は、何となくユーモラスで愛らしい印象です。 紙風船のようにふくらんでいて... 開花の瞬間には「ポン!」と音が聞こえそうです♪ | |
小さな黒い虫が、しがみついていた雌しべの先端は 白線に沿って開いていますね... 種が爆ぜるには早過ぎると思いますが...??? 開花した日の夕方には... 5弁の花びらを折りたたむようにして、端正な五角形に なるのだそうですよ... 私はまだ実物を見たことは、ありません。 日暮れに散歩をすれば...出会えそうですね♪ | |
日付けが今日に変わってから、東の空に昇ってきた三日月 満月の、6.3%のサイズだそうですよ。 ほっそり三日月さんは、15日(金)に新月となります。 | |
東の空には雲が広がり、時折り見え隠れする三日月... 雲の隙間から顔を出してくれた瞬間の画像です♪ |
秋の七草の簡単な覚え方をお伝えしましょう。
植物の頭文字をつなげ「お・す・き・な・ふ・く・は」と覚えるという方法です。
「おみなえし(女郎花)」「すすき(尾花)」「ききょう(桔梗)」「なでしこ(撫子)」
「ふじばかま(藤袴)」「くず(葛)」「はぎ(萩)」
春の七草は、お正月明けに七草粥としていただきますが、秋の七草は薬草、漢方薬に加工して服用する...ということだそうですよ。
桔梗について
まだまだ、日中の暑さは続きそうですが...秋の気配が少しずつ...ですね。
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