マイマイのひとりごと

自作小説と、日記的なモノ。

『性感治療 処女貫通』 電子書籍配信のお知らせ&本文サンプル【R18】

2016-08-31 20:34:41 | 自作小説


9月2日から配信になる電子書籍のお知らせ&本文サンプルです。

見知らぬ男性に痴漢されることでしか性的快感を得られないヒロインが、自らの体質を変えるべくのぞんだ性感治療。
そこで与えられる治療の快楽に彼女は身悶えしながら溺れていく・・・
というような内容です。
表紙はいつも素敵に表紙を飾っていただいている羊毛兎様のイラストです。

内容は病院でのエロ治療描写、電車での痴漢描写などなど、今回もそっち系の描写がいっぱいです。
ご興味持っていただけましたら、ぜひぜひ各電子書籍配信サイトにてお買い求めいただければと思います。

ではでは、以下本文サンプル↓↓↓




儚げに震える薄桃色の乳首を、細い銀色の棒がかすめるように撫でていく。
ひんやりとした金属の表面が軽く触れるたび、じわり、じわり、と甘く痺れるような感覚が肌の内側から染み出してくる。
繰り返し与えられる淫靡な刺激に、上原早弥はびくんと背筋を緊張させた。
そんな早弥を見下ろしながら、白衣を着たふたりのナースがマスク越しに目だけで微笑んで見せる。
「上原様、以前よりも感度が良くなってきたようですね」
「きっと治療の効果が上がってきているのでしょう。今日もしっかりと診察させていただきますからね」
 ひとりが左右の乳房を両脇からほぐすようにやわやわと揉み、もうひとりが棒状の器具を乳頭の根元から先端へと滑らせていく。
 その動作にいやらしさなどないはずなのに、じん、じん、と胸の痺れが大きくなり、両脚の間が熱く火照り始める。
 思わず漏れてしまいそうになる声を必死で堪えながら、早弥は敏感な部分を弄られる恥ずかしさに耐えていた。

ある病院の一室。
個室にしては贅沢すぎるほどゆったりとした空間。
床には赤い絨毯が敷き詰められており、窓のひとつもない壁にはその閉塞感を補うように巨大な風景画が飾られている。
入り口のそばには向かい合わせに置かれた座り心地のよさそうなソファーが一組と小さなテーブルがひとつ。
部屋の中央にはシルクのシーツが掛けられたキングサイズのベッド。
 家具はどれも高級なものがそろえられ、病院というよりは一流ホテルのような雰囲気があった。
早弥はその大きなベッドの真ん中に、下着一枚さえ身に着けることを許されないまま仰向けに寝かされている。
 二十七歳という実年齢に合わない、どこか幼さの残る顔立ち。
大きな瞳はどこか不安げに揺れ、ふっくらとした桜色の唇は何かを耐え忍ぶように引き結ばれていた。
滑らかな白い肌、華奢な首筋から小さな肩へと流れる艶やかな栗色の髪。
 ほっそりとした腕、すらりと長い両脚。
 まるで十代の少女を思わせるような頼りない肢体なのに、ふっくらとした量感のある乳房と引き締まった腰のくびれは、じゅうぶんに成熟した女性の艶めかしさを漂わせている。
何の問題もなく、ほとんど完璧といってもいいほど美しい裸体。
 しかし彼女は、一見しただけではわからない深刻な悩みを抱えていた。

胸の周囲の反応を確認した後、ナースたちの手がいったん早弥から離れた。
 ひとりは作業台で何かの道具のようなものを準備し始め、もうひとりがカルテを片手に頭の真横に立っている。
「その後、例の症状はいかがですか? 以前よりも、あのような衝動は抑えられるようになりましたか?」
「あ……ええ……」
 ナースの事務的な声に、ほんのりと頬が赤くなるのがわかった。
 例の症状。
 衝動。
 いや。
 そんなこと話したくない。
 言葉を濁す早弥に、ナースは少し声を和らげて続けた。
「ここは病院ですよ、何も恥ずかしがることはありません。大切なことですから、はっきり答えてくださいね」
「わ、わかりました、すみません」
「では治療を始めてから、自ら痴漢を誘うような行為はしていないということでよろしいですね?」
「し、していません、あんなことはもう……」
 消え入りそうな声で答えながら、早弥は目の縁にうっすらと涙が浮かんでくるのを感じていた。
 よくないことだとわかっていながら溺れていた異常な行為。
 誰とも知れない男たちの手に下着の内側をまさぐられていく、その興奮と快楽はいまも肌の上にはっきりと残っている。
 それなのに、恋人とのセックスは痛くてどうしても最後までできない。
 何度試してみても、相手が変わっても、結果は同じだった。
 優しいキスや丁寧な愛撫を受ければ受けた分だけ、早弥のあそこは哀しいほどに渇いていく。
 誰にも知られたくなかった秘密。
 こんなふうに尋ねられるのは拷問にも等しい。
 過去の罪を暴かれながら責められているようで、もう何も答えたくなかった。
 それでもナースはカルテを眺めながら質問を続ける。
「通常の性行為では何も感じることができない、ただし痴漢行為や露出など特殊な状況でのみ性的快感を得ることができる、と。この症状にも変わりはありませんか?」
「は、はい……たぶん……」
「たぶん?」
「あ、あの、いまは恋人がいないので……そういうこと、してなくて……」
「わかりました、それでは予定通り続けましょうか。今日は特に、胸部と陰部を中心に治療を行います」
 主に正常な皮膚感覚を取り戻すための治療ですが、強い刺激を感じる場合もございます。
 途中でご気分が悪くなられましたら、すぐにおっしゃってくださいね……。
 ナースの声は半分も耳に入ってこない。
 またあの『治療』が始まる。
 そう思うだけで、怯えにも似た気持ちが心の奥に広がっていく。
 緊張に震える早弥を挟むように、ナースたちが両脇に立った。
「では、始めます」
 その声とほぼ同時に、ナースたちの手が素早く動き始めた。

両腕と腰に黒い革製のベルトが掛けられ、体がベッドに固定される。
 両脚は大きく開いて膝を曲げた状態で、左右別々にぎっちりときつく縛られた。
 豊満な乳房の先端で震えている小さな乳首も、黒々とした陰毛に囲まれた秘部も、すべてがナースたちの視線に晒されていく。
「や、いやっ……!」
 耐えられないほどの羞恥。
 思わず閉じようとした太ももはベルトに阻まれて少しも自由にはならず、いまにも泣き出しそうな声はあっさりと無視された。
「暴れると怪我をしてしまいますから、おとなしくなさってくださいね。では、お肌を保護するためのジェルを塗っていきますので」
 何かの薬品名が書かれた細いガラス瓶が、胸の真上で傾けられた。
 蜂蜜のように粘度の高い液体がたらたらと滴り、胸の先から豊かな乳丘の裾野へと流れ落ちていく。
 ひんやりとした感触に、びくりと背中が強張った。
 こわい。
 恥ずかしい。
 もうこんなことやめてしまいたい。
 だけど、このまま帰っても事態は何も変わらない。
 逃げ出したい気持ちをどうにか我慢している間にも、ナースたちの美しい指先が肌の上をくすぐるように動いていく。
 深い胸の谷間に溜まったジェルをすくい取り、ふたりは分担作業をするように左右それぞれの乳房を優しく両手で包み込んだ。
 そおっと石鹸の泡をすくいとるようなしぐさで、慎重に乳肌を揉みほぐされていく。
 ぬるついた指に摩擦される優しい刺激が、ぞくり、ぞくりと産毛を波立たせる。
 ときおり撫でられる乳頭は、すでにはち切れてしまいそうなほど大きくなって硬く尖っていた。
 ねっとりと絡みついてくるような感触に、蕩けてしまいそうなほど甘い痺れが胸の芯から湧き上がってくる。
「あ……あっ……」
 高く掠れた声が漏れた。
 ベルトで固定されている腰が、ぴくっ、ぴくっ、と小刻みに揺れる。
 部屋の中はエアコンがよく効いているはずなのに、肌が汗ばむほど熱く火照りだす。
 何も感じないはずの体が、考えられないほど敏感な反応を示していく。 
 女性ふたりの前であられもない姿を晒している自分が、恥ずかしくてたまらない。
 ナースたちは顔を見合わせ、くすりと笑った。
「ふふ、可愛らしい声。もしかして、ここが感じやすいポイントなのかしら?」
「このあたりを重点的に治療してみましょうか。もう少し反応を確かめてみないと」
 ふたりの指が、同時に左右の乳頭の上に置かれた。
 ほんのりと赤みを帯びた小さな乳輪にたっぷりとジェルが塗りつけられ、根元から先端へ撫で上げられていく。
 きゅっ、きゅっ、と擦り立てられるたび、ぞわぞわするような刺激が脊髄を通って下腹の奥へと流れ込んでくる。
 開かれた両脚の間が、じくっ、じくっ、と物欲しげに疼いている。
 ……知ってる、この感じ……。
 電車の中。
 見知らぬ男たちの手。
 洋服の中に潜り込んできた指。
 こうして乳首を弄られるだけで、絶頂に達してしまいそうだった。
 胸を触られただけじゃない。
 スカートの中も、あの恥ずかしい場所のずっと奥まで指を……。
 押し寄せてくる後悔と恥辱に、思い出すだけで気が狂いそうになる。
 それはまるで違法なドラッグのようで。
 よくないことだとわかっていながら、どうしても拒む気にはなれなかった。
 忘れたいはずの記憶が呼び覚まされ、現実に与えられている快感を何倍にも増幅させていく。
「あぁ……はぁっ……」
 上擦った声。
 次第に荒くなっていく呼吸音。
 聞かれたくないのに、自分では止めようもない。
 ベルトの下で身を捩らせる早弥を嘲笑うように、ナースたちは徹底して小さな突起のみを虐め抜いていく。
 数本の指でそろりとつまみ上げ、頂点を指の腹で撫でまわす。
 そこで早弥がせつない声を上げると、今度は強めに圧迫しながらぎゅうっと捻りあげていく。
 優しい愛撫と折檻するような責めの繰り返しが、おかしくなりそうなほど気持ちいい。
 ねっとりとしたジェルの感触に、まるでそこを無数の舌で舐めまわされているような錯覚をおぼえる。
 べちゃべちゃと吸い付いてくる唇、塗りつけられていくのは生暖かい唾液。
『こんなことをされて感じるのか、変態女め』
『もう欲しくてたまらないんだろ? 本当のことを言ってみろよ』
 男たちの声が、息遣いが、耳元ではっきりと聞こえる。
 いや、そんなはずない。
 ここは病院。
 男のひとなんていない。
 わたしは、変態なんかじゃない。
 心の片隅で否定しながらも、早弥の肉体は『もっと虐めて』とねだるように昂ぶっていく。
 体を拘束されているベルトは、背後から抱きついてくる見知らぬ男の逞しい腕。
 身動きできないほど強く押さえつけられ、無理やり素肌をまさぐられていく。
 それは、早弥の最も感じやすいシチュエーションだった。
 息が荒くなり、くぅん、と子犬が甘えるときのような声が喉の奥で鳴り始める。
 男なんて、この部屋にはいない。
 すべては自身の妄想だとわかっている。
 それなのに、少しも濡れないはずの下半身がじっとりと熱く潤んでいく。
 早弥を見下ろすナースたちの視線は、隠しきれない好奇に満ちている。
 自分たちの指先が早弥に与える影響を、どこか愉しんでいるようにも見える。
 ……やめて、そんな目で見ないで。
 いや、もうこんなのいや。
 乱れていく自分を同性に眺められていることが耐えられない。
 早弥は髪を振り乱しながら、掠れた喘ぎ混じりの声で訴えた。
「あぁっ……だ、だめ……もう、やめてください……!」
「先生の指示がないと、勝手に中止なんてできないんです。わかっているでしょう?」
「そうですよ。それに先生は明日まで出張で、こちらには戻られませんから」
 乳首をいじくる手は止まらない。
 やんわりと撫で上げ、二本の指できゅうっと締め付け、じっくりと時間をかけて揉み込んでいく。
 背筋はビクビクと震え続け、透明感のある白い肌が赤く染まっている。
 異常なほど執拗な愛撫に、神経がおかしくなってしまいそうだった。
 皮膚を内側からくすぐられているような痺れが、胸から下腹、そして足の指先にまで広がっていく。
 こんなの、変になっちゃう。
 脳の奥が引っ掻きまわされ、自分が自分でなくなっていくような恐怖感がある。
 こわい、もうこわい。
 助けて……!
 ひん、ひん、と肩を震わせて泣く早弥に、ナースたちが優しく諭すような声をかけてくる。
「泣かないで、早弥さん。いま、感じていることを教えてください」
「か、感じていること?」
「今日の治療で、あなたの体の中がどう変化しているかを知りたいの。これからの方針にも関わってくる、大切なことなの」
 痛い?
 それとも気持ちいい?
 きちんと言葉にして教えて。
 そうじゃないと、いつまでたっても治らないかもしれないのよ。
 ……そう言われると弱い。
 こんな自分の体が嫌で、どうしようもなくて。
 だから治療してもらうことにしたのに。
 早弥は興奮で赤くなった頬を涙に濡らしながら、ぽつり、ぽつりと体の状態を口にした。
「す、すごく……痺れて、あの……熱くて……」
「熱い? このあたり? それとも、こっちの方かしら」
 ふたりの指がねっとりとした液体を塗り広げながら、過敏になった肌の上を這いまわっていく。
 もう痺れきってほとんど感覚を失いつつある乳房から、平らな腹、そして大きく開かれたままになっている両脚の間へ。
 何本もの指先で陰毛の繁みを掻き分けられ、かすかに口を開きかけた陰唇を押し広げられていく。
 ぬちゅり、と粘りつくような音が鳴った。
 赤く充血した粘膜が、外部の空気に晒されていく。
「い、いや……いやっ……!」
「分泌液の量がまだ少ないようですね。嫌がっていては、治るものも治らなくなってしまいますよ?」
 のけ反ろうとした体に、太いベルトがぎちぎちと食い込んでいく。
 他のどこよりも見られたくないところを、ふたりの女性に容赦なく探られている。
 耐えられないほどの屈辱。
 恥ずかしい、苦しい。
 ごめんなさい、もうしないから。
 心の中で、誰にともなく許しを乞う。
 そうしながらも、早弥の体はもっと虐められることを望んでいる。
 零れ落ちた涙の数だけ快楽は深まり、じゅくん、じゅくん、と秘裂の奥から蜜液が溢れだしてくる。
 もっと酷いやり方で辱めて欲しい。
 愚かな自分をもっと罰して欲しい。
 やめて、許して、と思うほど、体内で燃え盛る炎は際限なく膨れ上がっていく……・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

サンプルはここまでです。

それでは、またー。



コメントを投稿