ぴあのくらっせ、生演奏のお話。

ピアノ教師で、ブライダルピアニスト、音楽事務所経営。
東京西北ロータリークラブでも演奏。音楽ライフについて書いてます。

絶対音感について

2018-05-27 16:05:16 | ピアノ教室
絶対音感って時々耳にしますよね。
誤解している方が多いようですが、早期から音楽教育をしたら必ずつく、というものでは無いのです。
知り合いの多くも、同じ環境で育った兄弟でも、1人はついて、もう1人はつかない、なんてよくあることです。
音大付属中学に通っていた時、先生が絶対音感を持っているか、全員テストしました。
1学年に40人のクラスが2クラスありますが、どちらも3人ほどだったと記憶しています。のちに大人になって、絶対音感は音楽教育を受けたものでも、5%程度しかつかないというのを見ました。何で知ったか覚えていませんが、その時、中学で調べた数がそんなもんだったと思いました。

でも絶対音感って、即興演奏や耳コピーするにはあったら便利ですが、無くても相対音感がついていれば、問題ないですよ。これは教育、訓練でつくでしょう。

弦楽器の調弦でA(ラ)の音をピアノで鳴らしてあげたりしますよね。それで他の弦も合わせていけるのが、相対音感。
6月12日に一緒にコンサートする🎻ヴァイオリンの渡邊さんですが、音ください、って言われなかったですが、鳴らしたら、「低い!」と!Aの音の中でもピッチが低めだという指摘な訳です。絶対音感なんですねー。絶対音感でも色々レベルがあって、すごい人は、何を聞いても音程を感じるそうです。僕はそれほどでもないです、と渡邊氏。

ただ、何でも絶対音感がいいという訳ではなく、フルートの絶対音感を持っている方が、フルートはC管だからいいけれど、サックスなどの他の音程になる楽器をする時には、邪魔になる、と言っていました。例えば、ドって書いてある音を吹くとシ♭が鳴る楽器とかです。ドを鳴らしてどが鳴るのがC管です。変な言い方ですが。

結論、絶対音感にはこだわらず、相対音感がつくようにしましょう。😃🎹🎼

最新の画像もっと見る

コメントを投稿