川島茂のええ列車で行きまひょか!

ジャズ・ピアニスト川島茂の唯一の趣味、鉄道の旅を紹介するブログです。

豊岡⇒川島の旅④

2009-03-21 11:08:17 | Weblog
随分③から日にちが空きましたが、『豊岡⇒川島の旅』第4弾です。

1時間の豊岡滞在の後、北近畿12号で再び大阪へ。14:22には大阪に戻る事が出来た。

で、午後はこれから大阪の鉄道珍100系を見て回る事にした。

まずは地下鉄御堂筋線の梅田駅。



この駅は、ホームの幅が無駄に広い。この写真は、1番線側から2番線に入線した電車を写したものだが、こうしてみるとホームの広さが分かる。


ただこれはまだ“珍100系”には届かないか。

しかし大阪の地下鉄のマークは、ウルトラマンに出てきたダダという怪獣に似ているなぁ…。


ちなみにこちらは怪獣ダダの写真。ウルトラマンの劇中のものが見つからなかったので、人形で我慢して下さい。


で、御堂筋線でなんば駅に行き、千日前線で乗換え。1つとなりの桜川へと向かう。
しかし大阪の地下鉄のデザインというのは、のっぺらぼうで少々気持ちが悪い。


この電車の行き先、野田阪神とあるが、東京の感覚だと『阪神野田』とするところだろう。
ちなみに、野田駅はJRと阪神線では全く別のところにあるらしく、区別するために『野田阪神』としているらしいが、だったらせめて『野田(阪神)』くらいにならなかったのかなぁ。
ややこしい、ただ風景ではないので、珍100系にはならないかもね。

さて今回の旅で是非とも訪れたかったのが、先の桜川駅で降りて5分くらいの場所にある南海電鉄高野線の始発駅『汐見橋』駅だ。
地理的にはこんな感じ。


で外観。魚眼レンズでもあればいいのだが、これ以上後ろに下がれず、こんな写真ですみません。


外観だけ見るとまぁちょっと古めの駅という感じである。
しかし1歩足を駅の中に踏み入れると、そこは昭和ワールドが全開である。


圧巻なのはこの観光案内図!


ボロいと言う事は一目で分かるが、実はこれ昭和30年代のもの。


「ふーん、昭和30年代。で?」と思ったあなた!
今年は昭和で言うと84年ですからね。60年近く前の観光案内図を未だに掲示してるわけですよ。
架け替えろとは言わない。ただ、せめて撤去する事くらいしなかったのだろうか?

ちなみにこの汐見橋駅、元々は南海電鉄高野線の始発駅として設置された、れっきとしたターミナル駅。
しかし何故か、高野線の電車も、全てここから地下鉄で1駅の難波駅からの出発になり、この駅は4つ先の岸里玉出駅までをひたすら往復するだけの都会の中のミニ・ローカル線になってしまったのだ。

しかもいつのまにか、岸里玉出駅の高野山に向かうホームは、高架化のため全く別の場所に移されてしまい、今のままだと汐見橋駅からのレールはどうやっても高野山に直通では行けなくなってしまっている。
ちなみにこちらが、岸里玉出の汐見橋駅からの電車が到着するホーム。
完全にココから先には行けなくされている。


ちなみに左手の電車は、南海本線のホームに停車中の電車。汐見橋駅からの線路は、こちらとは接続しているようなので、将来もしかしたら汐見橋駅から和歌山の方に行く電車が出ることもあるかもしれません。(可能性としてはかなり低いですが…)

しかしそれでも正式には今でも汐見橋駅が南海高野線の始発である事実は変わらない。あくまで「難波=岸里玉出」間は、南海の本線なのだ。

この写真もこの駅が高野線の始発駅であることを静かに自己主張していた。


ちなみにホームはこんな感じ。


東京で言うと、東武亀戸線の亀戸駅の様なつくりだが、数倍ボロい。
ただ、始発駅としてのプライドは今でも忘れてない感じだ。
あと写真に撮り忘れたが、この路線。電車は30分に1本しか来ないが、全て複線である。(ちなみに乗っている間中1本の電車ともすれ違わない。)

テツではない皆さんには、今日の日記、位置関係の把握にてこずったかもしれません。
南海電鉄の路線についてはこちらをご参照下さい⇒南海電鉄位置関係
ちなみに南海電鉄のホームページの路線図では、この路線は完全に無視されてますね⇒南海電鉄ホームページ

さて旅はこれから、住吉大社に向かうわけですが、今回はこの辺で!
チャオ!!

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