川島茂のええ列車で行きまひょか!

ジャズ・ピアニスト川島茂の唯一の趣味、鉄道の旅を紹介するブログです。

大井川鐵道③

2008-04-23 12:21:53 | Weblog
前回より続く…。

という訳で、小雨の中、JRの高速バスは新清水の駅前で私を降ろして去っていった。
そこから新静岡駅まで静岡鉄道に乗った。
静岡鉄道は、地方の私鉄としては珍しく、5分~10分おきくらいの運行しており、完全に地元の人たちの足になっているようだ。
変な話、5分~10分くらいの間隔で電車が来てくれれば、旅客にとっても利用しやすいだろうから、鉄道と地元の方々の良い関係が築き上げられているんだろうね。

新静岡からは徒歩で静岡駅まで。大体10分くらいだけど、地下街とかメインストリートを通るので、旅行者にとってはそんなに退屈する訳ではない。

静岡からは金谷まではJR東海道本線。結構混んでいるが、3両編成である。
結構ストレスがたまる。焼津で結構降りたので、そこからは座れたが、正直、静岡=金谷間で、他の交通機関が選べるなら、できればJRは使いたくない。
テツの間でJR東海が嫌われている理由も良く分かる。
公共企業としての役割を、もう一度考え直して欲しい。

金谷からは、いよいよ大井川鐵道。


元京阪電車の3000系が私を出迎えてくれた。↓


最初の訪問駅は、映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケでも使用されたという田野口駅。↓



駅前に道路が走っていて、また民家や商店、更には、何か工場の様なものもあり、決して秘境駅という訳ではないが、同じ列車でここで降りたのはおじいさんが一人だけ。もはや地元の人の足とはなっていないようだ。
だが、駅前には山々の壮大な景色が広がり、乗っているだけでここに連れて行ってくれる鉄道の凄さを感じずにはいられなかった。

田野口駅前の絶景↓



次の列車までは1時間以上あるので、一度上り列車に乗って、1つ前の下泉駅に向かう予定だったのだが、それでも、この駅には30分ほど滞在できると思っていた。
ところが、突然踏み切りの警報機の音が聞こえ、あわててホームに戻ると、何とSLがやってきた。SLには2日目に乗る予定だったのだが、思わぬタイミングで、私を出迎えてくれたようで、とても嬉しかった。↓



もう1枚、自分自身がとても気に入った写真が撮れた。↓



次に訪れたのは、田野口駅からは1つ戻ったところにある下泉駅。
駅前に、バス停と郵便ポストがあり、前の田野口と違い、生活の匂いを感じる事が出来る。もっとも、バスは一日3本、朝昼晩に1本づつ来るだけ。通勤というか、通学のためだけにある感じなのだろう。↓



次の電車を待っていたら、雨の中、元近鉄特急16000系がやって来た。
この写真も、今回の旅の中では大好きな写真です。↓



近鉄特急に特急券を払わずに乗れるなんて、大井川鐵道、サイコー!
という訳で、近鉄特急は私を乗せて、大井川鐵道本線の終点千頭駅に到着。↓



ここも、なんか正しい地方私鉄の終着駅という感じだ。ずっといたい感じの駅だが、寸又峡温泉行きの終バスが5分後には出てしまうので、長居出来なかった。↓



今夜の宿は、求夢荘。写真をあまり撮れなかったですが、夕食はこんな感じでした。写真の通り、超豪華な夕食でした。
ほとんどが地のものという、ここでしか食べられない感じのおかずで大感激でした。それとまた、おかみさんのもてなしも最高でした。↓



建物は決して新しくもないし、きれいでも無いですが、逆にこんな感じの宿の方が旅行に来た気分になれる。
最近はどこにいってもシティーホテルみたいで、つまらないと思うのは私だけだろうか?↓



という訳で、大井川鐵道④に続きます…。

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