一連のコスモバルクにまつわる報道に接して、一つ疑問が生じました。どうして俎上にあげられるのが田部調教師と五十嵐騎手ばかりなのか?ということです。この種の美談には生産者の顔も欠かせないはずです。少なくとも私の接した媒体で生産者について掘り下げて取材しているマスコミは皆無でした。
今回の美談の一例
一見良くできたお話に見えますが、明らかな嘘が混じっています。 清貧なる弱小牧場の買い手が無くて困っていた安馬を、岡田総帥が足長おじさんのごとく現れ買い取り、そこからドリームストーリーが始まったワケでは全然無いのです。生産者の加野牧場は既に大きな夢を岡田総帥と共に見たばかりで、その縁故でコスモの所有馬になったと考えるのが自然です。
マイネルセレクト
加野牧場の生産馬は既にドバイに行っていたりします。 中央に入厩して12戦7勝もしているのですから、生産者の懐にもそれなりのお金が転がり込んだはずです。基礎牝馬は華麗なる一族系だし、加野牧場は家族経営牧場の中ではぶっちぎりの勝ち組なのです。 これではコスモバルクの美談の足を引っ張るだけです(笑) 蛇足ながら高崎の名馬タマルファイターも加野牧場の生産馬です。
ここからは推測になりますが、コスモバルクの母はおそらくトウショウボーイの肌だし引き取ってもらえないかと外部から加野牧場に持ち込まれた馬だと思われます。プリンスリーギフトの3段掛け交配なんぞ、目先の利益に囚われた思想の無い配合なのは間違いないのですから。
コスモバルクは外厩制度の申し子ですから、悪く言っちゃ田部厩舎は名義貸しをしただけなのです。ついでにいうと五十嵐騎手の年収は一千万円と先ほどご紹介したサイトにもありました。衰退する地方経済の中でも踏んだりけったりの北海道において、年収が半分の500万円以上ある人だってごく僅かでしょう。
加熱するコスモバルク美談の向こう側で、岡田総帥の高笑いが聞こえてくるようです。
今回の美談の一例
一見良くできたお話に見えますが、明らかな嘘が混じっています。 清貧なる弱小牧場の買い手が無くて困っていた安馬を、岡田総帥が足長おじさんのごとく現れ買い取り、そこからドリームストーリーが始まったワケでは全然無いのです。生産者の加野牧場は既に大きな夢を岡田総帥と共に見たばかりで、その縁故でコスモの所有馬になったと考えるのが自然です。
マイネルセレクト
加野牧場の生産馬は既にドバイに行っていたりします。 中央に入厩して12戦7勝もしているのですから、生産者の懐にもそれなりのお金が転がり込んだはずです。基礎牝馬は華麗なる一族系だし、加野牧場は家族経営牧場の中ではぶっちぎりの勝ち組なのです。 これではコスモバルクの美談の足を引っ張るだけです(笑) 蛇足ながら高崎の名馬タマルファイターも加野牧場の生産馬です。
ここからは推測になりますが、コスモバルクの母はおそらくトウショウボーイの肌だし引き取ってもらえないかと外部から加野牧場に持ち込まれた馬だと思われます。プリンスリーギフトの3段掛け交配なんぞ、目先の利益に囚われた思想の無い配合なのは間違いないのですから。
コスモバルクは外厩制度の申し子ですから、悪く言っちゃ田部厩舎は名義貸しをしただけなのです。ついでにいうと五十嵐騎手の年収は一千万円と先ほどご紹介したサイトにもありました。衰退する地方経済の中でも踏んだりけったりの北海道において、年収が半分の500万円以上ある人だってごく僅かでしょう。
加熱するコスモバルク美談の向こう側で、岡田総帥の高笑いが聞こえてくるようです。