3回前の日記に143年前のスケッチ画を載せました。描かれたのは1864年!
昨日、フランスの知合いから届いた手紙の言葉をグーグルで調べていて、同じ年の
大変な物に行き着きました。
手紙の内容は
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「ワイン醸造からは引退したけど、まだ在庫があるので料金表を送ります」と言うものですが、
今年はよい収穫が期待できそうな話やこの畑は両親が「パスツール研究所のブドウ樹」を植えて開墾したという一節がありました。
細菌学の元祖とブドウが何処で結びついたのだろう?こんな時はグーグルでと
検索欄に「Vignes de l'Institut Pasteur」を入れて目に入ってきた言葉が、
1864年、フィロキセラでした。
Read Moreは恐ろしいPhylloxéraについて
19世紀フランスではワイン用の葡萄栽培にアメリカ産の葡萄樹を試しに栽培しました。
この苗に付いてヨーロッパに1864年初上陸したのがフィロキセラというアブラムシ
花などに付くダニの一種で和名は「ブドウネアブラムシ」(リンク付き)と言います。
ヨーロッパ種の葡萄樹はこの虫に対して抵抗力が無く壊滅状態となりました。
そのほか、うどん粉病、べトカビ病なども蔓延し悲惨だったようです。
この状況を改善して対策を確立したのが、パスツール研究所だったわけですね!