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司法書士が書くペット信託ブログ

同種の動物の殺害

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。

 

私が大学生だった頃の話ですから、もう30年以上前のことになります。

大学の講義で、動物の行動について次のように教わったことがあります。

 

「同種の個体同士で殺し合いをするのは人間だけである。人間以外の動物は、同種の個体同士で争いになっても、相手を殺すまで攻撃することはない。」

 

当時、中学校や高校の授業においても、「同種で殺し合うのは人間だけだ」と教わっていましたので、その大学の講義を受けたときも何の疑問も覚えなかったものです。

 

現在、中学校や高校・大学においてどのように教えられているのかは知りませんが、人間以外の動物でも、同種間で殺し合いをすることは明白な事実です。

 

私は、NHKBSプレミアムで放映されている【ワイルドライフ】という動物番組を良く観ます。

 

先日も【ワイルドライフ】を観ていたところ、ホッキョクオオカミ3頭が支配するテリトリーに、外から来たホッキョクオオカミ1頭が誤って侵入した場面を放映していました。

テリトリーに侵入したホッキョクオオカミを見つけた3頭は、その1頭を包囲して、侵入者が死ぬまで情け容赦なく攻撃し続けていました。

もちろん、侵入者を食べるためではなく、ただ殺すためにです。

 

また、ライオンの子殺しは有名な話です。

 

ライオンは「プライド」という群れを作って生活します。

プライドのメンバーのほとんどはメスライオンで、1頭か2頭のオスライオンが外敵からプライドを守ります。

 

一方で、プライドを持たない放浪オスライオンが存在し、放浪オスライオンが、プライドを守っているオスライオンとの闘いに勝って、プライドを乗っ取ることがあります。

 

プライドの乗っ取りに成功した放浪オスライオンは、プライドの中にいる子供のライオンをすべて殺してしまいます。

自分の子どもではないためです。

 

さらに、子どもを失ったメスライオンは直ちに発情するようになるため、放浪オスライオンはプライドのメスライオンとの交尾が可能になり、自分の子孫を残せるためです。

 

他の例をあげれば、チンパンジー同士が殺し合いをすることも知られています。

 

以上、動物界の残酷な事実です。

 

 

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