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これは、誰の歯型でしょうか?
簡単ですね。アルテミスです。アルは、おしとやかに、ひと口かじっては、もぐもぐと、味わうようにゆっくり食べます。スイカは、私に持たせたままです。そこで、ひと口食べたところを、パチリ。
では、どうして、撮れたのでしょう?他のポニーが、置かれたスイカをそのままにしておくはずがありません。
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アルテミスは、放牧場の外に出ているので、スイカを、他のポニーに盗られずにすんだのです。
手前に線があります。これは、電流が通っていて、牛が出られないようにしています。他のポニーも、牛も、それを知っているので、近寄りません。私も一度触ってみましたが、かなりショックです。
なぜ、アルテミスは平気なのかというと、線の下を、くぐるのです。頭を下げて、すうっと、くぐり抜けます。アポロンには出来ないようです。アルテミスは、みんなの傍から、あまり離れないので、出てしまっても、誰も気にしません。ひとりぼっちでいられないのです。まだまだ、フリーパスは、使えそうです。
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アル 「今度、一緒に出ようよ。
下の田んぼのお米、美味しそうよ。」
アポ 「やだよ。ビリってするもん。
アルは、鈍感なんだね。」
アル 「神さまが、私を特別に作ってくれたのよ。」
リラ 「確かに、特別、さみしがりやだね。」