今日はとっても長くなるし、楽しい話ではないので、ご承知ください。
高校時代。
引きこもり寸前の精神状態になったことがあります。
ただ、下宿生活で自炊でしたので、引きこもるわけにもいかず、学校には行きたくないけど、不登校、という選択肢もありませんでした。
高校生活で楽しかったことも、もちろんあります。
それに、漠然としたものではありましたが、夢のようなものもありました。
はずかしい事ですが、ゆめこと名付けたぬいぐるみを抱いて眠った時期もあります。
いわゆる、真面目な性格で、親の期待に応えなきゃいけないのに、補習や追試を受けるような成績になり、自分に絶望していました。
今にして思えば、中学の先生が勧めた遠い高校よりも、自宅から通える高校に通った方がよかったのでしょうが、たらればなし。
東洋の魔女に憧れ、大好きだったバレーボール。
高校に入っても続けるんだと希望をもって入部したら、レベルが全然違って、すぐに退部。
写真部や華道部に入ったりなんかしたけど、それも途中でやめました。
なんでやめたんか、ちょっと覚えてないけど、何もかもいやになったんでしょうね。
ひとつだけはっきり覚えているのは、友達だと思ってた子に話した内緒の話を、他の子が知っていた時のショック。
友達だと思ってた子が、私の目の前で、「しっ!」と、人差し指を唇に当て、その子に目配せした光景を今でも覚えてる。
人は信じるものではない、とその時決めました。
イジメにあったわけではありませんが、とにかく劣等感の塊のような女の子になってしまいました。
たぶんですが、その時期、こころが一番傷つきやすい青春時代の影響が、今の私を確立していったのだと感じます。
もともと私は、人の顔色を見るこどもでしたから、そういう素質は十分にあったのでしょう。
東京の短大を卒業する時には、就職がなかなか決まらず、決まっても、「ここは私の居場所ではない・・」と、短期で退職。
その後も、同じ理由で、仕事を転々としました。
高校時代から10年。
27歳頃でしたか、またも仕事をやめ、失業保険を受けつつ、ほとんど引きこもりになった時期がありました。
その時も一人暮らしでしたので、買い物位には行かないと生きていけませんでしたが、精神的には外の世界をシャットアウト。
自信とか誇りのようなものは全くなく、結婚に逃げる相手もおらず、しかし、絶望はしていなかったように思います。
世界をシャットアウトしたことで、自分と向き合う時間ができたことが、次のステップへ向かわせてくれたのではないかな。
余談ですが、その時私を救ってくれたのが、ホイットニーのGreatest love of allという歌でした。
ひきこもりにも色々あり、きっかけも、その生活の様子も様々。
私が思うよりももっと複雑で深刻なものだとも想像します。
しかし、私の時代と今が大きく違うのは、家にいても外の世界とつながれる事。
私は思うんです。
もし引きこもれる環境にあるなら、想いを外の世界じゃなくて、じぶんの内側の世界に向けてほしいと。
世界は自分の周りにではなく、自分の中に、心の中に在るものだという風に感じてほしい。
言うのは簡単、それぞれ考え方も違うのは承知しています。
自分と向き合う時間というものは、今の忙しくて複雑な社会では、なかなか作れるものではありません。
たとえば、引きこもって、人を傷つける武器を作るような人は、想いを外の世界に向けているから。
恨みつらみに支配され、自分という一番大切なものが、抜け殻になっているから。
うまく書けませんが、私自身、いまもほとんどひきこもりのような生活をしています。
アナログでの人との関りは、スーパーでレジの人に「ペイペイでお願いします」と声を発し、お医者さんで、症状を訴えるくらい。
自爆
健康であれば、ペイペイで、あるいはクレジットで、と、ありがとうございます、この3つで生きていける。
激爆
いやいや、こたろうくんとは、沢山おしゃべりはしてます。
ただし、返事はありませんが。
轟爆
気持ちは伝わってますので大丈夫。
今引きこもっている方がおられれば、ぜひとも真にひきこもってください。
いただいた貴重な時間だと受け止めて、ネットやSNSで心を惑わされず、見るとしたら、自然の営みの映像を選んでみてください。
閉じこもれば、自分の世界、内なる世界が見えてきて、生きている事の意味も見えてくるはず。
私は生まれてきてよかったと思ったことは一度もありません。
生きている事は、死ぬことよりも厳しい事だと、大きな手術をした後に実感しました。
まあ、それは私が基本ネガティブな性格だからという事もあります。
結婚して子育てをしていても、引きこもりでしたけど、こんな私でも、いまだにやりたいことも夢のようなものもあります。
ひきこもったからこそ見えてきたものもあります。
因みに私は、そのホイットニーの歌をきっかけに、30歳にして単身アメリカに語学留学しました。
究極言いたいのは、他人よりまず自分自身が一番大事で、命というものは尊く、周りから汚されるものではないということです。
月が雲に隠れても、月が消えたわけではない。
引きこもりという言葉はあれですが、一日数分でも、自分と向き合う意味での、引きこもれる時間を持ってほしい。
それは、ジョギングをしながらでも、山に登りながらでも、好きな趣味をやりながらでも、もてるはず。
その時間を持たないから、人は壊れ、抜け殻となる。
さて、今日もつる姫はひきこもりますぞ。
といいつつ、これを書いている時点で、ひきこもってないし。
今日は、昨日水をかけられた家の前を避けて、遠回りして、懐かしい道を歩きました。
いい運動になりました。
禍転じて福となす。
いわんや悪人をや。
謎ですな。
あれ?こたろうくん、しっぽをどこに隠したの?
いつも笑わせてくれてありがとね。
不適切な表現があれば、許してくださいね。
あくまでも、私自身の経験と見解です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
感謝をこめて
つる姫