☆つる姫の星の燈火☆

#192 ひきこもる

今日はとっても長くなるし、楽しい話ではないので、ご承知ください。

高校時代。

引きこもり寸前の精神状態になったことがあります。

ただ、下宿生活で自炊でしたので、引きこもるわけにもいかず、学校には行きたくないけど、不登校、という選択肢もありませんでした。

高校生活で楽しかったことも、もちろんあります。

それに、漠然としたものではありましたが、夢のようなものもありました。

はずかしい事ですが、ゆめこと名付けたぬいぐるみを抱いて眠った時期もあります。

いわゆる、真面目な性格で、親の期待に応えなきゃいけないのに、補習や追試を受けるような成績になり、自分に絶望していました。

今にして思えば、中学の先生が勧めた遠い高校よりも、自宅から通える高校に通った方がよかったのでしょうが、たらればなし。

東洋の魔女に憧れ、大好きだったバレーボール。

高校に入っても続けるんだと希望をもって入部したら、レベルが全然違って、すぐに退部。

写真部や華道部に入ったりなんかしたけど、それも途中でやめました。

なんでやめたんか、ちょっと覚えてないけど、何もかもいやになったんでしょうね。

ひとつだけはっきり覚えているのは、友達だと思ってた子に話した内緒の話を、他の子が知っていた時のショック。

友達だと思ってた子が、私の目の前で、「しっ!」と、人差し指を唇に当て、その子に目配せした光景を今でも覚えてる。

人は信じるものではない、とその時決めました。

イジメにあったわけではありませんが、とにかく劣等感の塊のような女の子になってしまいました。

たぶんですが、その時期、こころが一番傷つきやすい青春時代の影響が、今の私を確立していったのだと感じます。

もともと私は、人の顔色を見るこどもでしたから、そういう素質は十分にあったのでしょう。

 

東京の短大を卒業する時には、就職がなかなか決まらず、決まっても、「ここは私の居場所ではない・・」と、短期で退職。

その後も、同じ理由で、仕事を転々としました。

高校時代から10年。

27歳頃でしたか、またも仕事をやめ、失業保険を受けつつ、ほとんど引きこもりになった時期がありました。

その時も一人暮らしでしたので、買い物位には行かないと生きていけませんでしたが、精神的には外の世界をシャットアウト。

自信とか誇りのようなものは全くなく、結婚に逃げる相手もおらず、しかし、絶望はしていなかったように思います。

世界をシャットアウトしたことで、自分と向き合う時間ができたことが、次のステップへ向かわせてくれたのではないかな。

余談ですが、その時私を救ってくれたのが、ホイットニーのGreatest love of allという歌でした。

 

ひきこもりにも色々あり、きっかけも、その生活の様子も様々。

私が思うよりももっと複雑で深刻なものだとも想像します。

しかし、私の時代と今が大きく違うのは、家にいても外の世界とつながれる事。

私は思うんです。

もし引きこもれる環境にあるなら、想いを外の世界じゃなくて、じぶんの内側の世界に向けてほしいと。

世界は自分の周りにではなく、自分の中に、心の中に在るものだという風に感じてほしい。

言うのは簡単、それぞれ考え方も違うのは承知しています。

自分と向き合う時間というものは、今の忙しくて複雑な社会では、なかなか作れるものではありません。

 

たとえば、引きこもって、人を傷つける武器を作るような人は、想いを外の世界に向けているから。

恨みつらみに支配され、自分という一番大切なものが、抜け殻になっているから。

 

うまく書けませんが、私自身、いまもほとんどひきこもりのような生活をしています。

アナログでの人との関りは、スーパーでレジの人に「ペイペイでお願いします」と声を発し、お医者さんで、症状を訴えるくらい。

自爆

健康であれば、ペイペイで、あるいはクレジットで、と、ありがとうございます、この3つで生きていける。

激爆

いやいや、こたろうくんとは、沢山おしゃべりはしてます。

ただし、返事はありませんが。

轟爆

気持ちは伝わってますので大丈夫。

 

今引きこもっている方がおられれば、ぜひとも真にひきこもってください。

いただいた貴重な時間だと受け止めて、ネットやSNSで心を惑わされず、見るとしたら、自然の営みの映像を選んでみてください。

閉じこもれば、自分の世界、内なる世界が見えてきて、生きている事の意味も見えてくるはず。

 

私は生まれてきてよかったと思ったことは一度もありません。

生きている事は、死ぬことよりも厳しい事だと、大きな手術をした後に実感しました。

まあ、それは私が基本ネガティブな性格だからという事もあります。

結婚して子育てをしていても、引きこもりでしたけど、こんな私でも、いまだにやりたいことも夢のようなものもあります。

ひきこもったからこそ見えてきたものもあります。

因みに私は、そのホイットニーの歌をきっかけに、30歳にして単身アメリカに語学留学しました。

 

究極言いたいのは、他人よりまず自分自身が一番大事で、命というものは尊く、周りから汚されるものではないということです。

月が雲に隠れても、月が消えたわけではない。

引きこもりという言葉はあれですが、一日数分でも、自分と向き合う意味での、引きこもれる時間を持ってほしい。

それは、ジョギングをしながらでも、山に登りながらでも、好きな趣味をやりながらでも、もてるはず。

その時間を持たないから、人は壊れ、抜け殻となる。

 

さて、今日もつる姫はひきこもりますぞ。

といいつつ、これを書いている時点で、ひきこもってないし。

今日は、昨日水をかけられた家の前を避けて、遠回りして、懐かしい道を歩きました。

いい運動になりました。

禍転じて福となす。

いわんや悪人をや。

謎ですな。

 

あれ?こたろうくん、しっぽをどこに隠したの?

いつも笑わせてくれてありがとね。

不適切な表現があれば、許してくださいね。

あくまでも、私自身の経験と見解です。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

感謝をこめて

つる姫


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

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