☆つる姫の星の燈火☆

もう一ヶ月とつる姫の旧作シアター~北のカナリアたち~

私事ですが、お誕生日からもう一ヶ月過ぎました。

一ヶ月前の今頃はピーカンの東京から京都へ向かう新幹線の中でした。

 

今テレビで、オリンピック選手へのワンコの贈呈の事に関して報道されていますが、うちの子をぜひ彼女へ、などとおっしゃっておりますが、対象のワンコが一時的なブームになったりして、可愛そうな命が生まれない事を願うばかりです。

それで思い出したのは、オリンピックを見て感じた光と影、という言葉。

某日本人選手に国民栄誉賞などと言われています。

震災の復興に希望を与えたなどという文言もありましたので、又もひねくれた私から言わせてもらえば、[もっと直接復興に力を入れてほしい]と思います。もちろん対象となる彼を否定するのではありません。大怪我の後のあの美しい演技には感動した一人です。

たしか以前、イチロー選手は辞退されましたね。貰えるものはもらえばいいのに、と思った私ですが、今になってその意味が分かったような気がします。これについては、また改めて書いてみたいと思います。

 

さて、今日の映画は「北のカナリアたち」

2012年公開

ミステリー作家湊かなえさん原作。

日本最北端の島で小学教師を務めていた川島はる(吉永小百合)は事故で夫を亡くし、そのいきさつがきっかけで島を離れる。

20年後、教え子の一人が起こした事件を調べている刑事の訪問を受け、はるは当時の教え子に会う旅に出る。

 

これもきっと原作を読んだ方が面白いと感じる映画ではありました。

それにしても吉永小百合さんは本当に不思議な魅力の方です。

今は72歳?と知りびっくりですが、60代後半で撮ったこの映画の中で、30代40代の役をしても違和感がない。

こんな女優さんは他にはいないし、これからもいないのではないでしょうか。

と、吉永小百合さんを絶賛するだけになるかと思いましたが、暗い長いトンネルのような回想シーンと現在との繰り返しの後、最後に急に堤防が切れたように涙を流させる。そんな映画でした。

★★★

子どもたちの無垢な歌声が心にしみます。

 

今日の言葉

歌を忘れたカナリアは後ろの山に棄てましょか

いえいえ それはかわいそう

歌を忘れたカナリアは背戸の小薮に埋けましょか

いえいえ それはなりませぬ

歌を忘れたカナリアは柳の鞭でぶちましょか

いえいえ それはかわいそう

歌を忘れたカナリアは象牙の舟に銀のかい

月夜の海に浮かべれば 忘れた歌を思い出す

 

この歌の意味まで深く知る事が出来れば、この映画はもっと光を放つのでは。

かくいう私も今初めてこの歌を作った西条八十さんの想いを知り、感動しています。

歌を忘れたカナリアも自分の居場所を見つければ再び歌う事が出来る。

制作に行き詰った時の八十が作った歌だそうです。

気になる人はもっと詳しく調べてね。

 

 

 

素敵な一日を♪

感謝をこめて

つる姫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

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