いまさらですが、仏様にも位とか順位があって、如来、菩薩、明王、天の順番だとか。
上下関係はないけど、その中で色々な役割みたいなものを持っており、
コンピューターにたとえると、
如来がコンピュータ本体、菩薩は基本OS、明王は応用ソフト、天部は支援ソフト、などという記述もありました。
如来様は、悟りを開いたお姿ですから、髪形も服装もとても質素です。
装飾品なども一切身に着けておられません。
ああ、人間もかくあるべきだなあと、この年になってつくづくとそう思いました。
人は生きていく間に、たくさんのご縁で、人や物とのつながりや所有物を増やしていきます。
108あるという煩悩も、年を重ねるごと、増えていくのでしょうか。
この年になって、という言い方は正しくありませんが、生れ落ち、幼少期から青年期、そして大人というくくりに入り、
今は高齢者という部類に所属しております。
高齢者にもいろいろで、まだまだお元気にバリバリ仕事をしている方もおられれば、悠々自適に余生を楽しむお方、また病やその他で、苦しい辛い時間を過ごすお方、様々でしょう。
苦のない人生などありませんが。
で、今更ですが思ったんです。
如来になどは、なれるはずもないですが、年を重ねるごとに、自分自身がシンプルになっていければいいなあと。
これは、40代の頃から思っていたことでもありますが、その頃は子育て人付き合いなどで、そうも言っていられなくて、
本意ではない自分を生きていた部分もありました。
でも、それは「役目を果たす」ということでもあり、人間として生まれて、当たり前のことでもあります。
そういう意味で役目は終わったような私、姥捨て山には行きませんが、これからは、いろんなものを手放していく時期なんだろうなあと。*姥捨て山の真偽については、それぞれお調べを。
いつの頃からか物欲はほとんどなくなり、節目ごとに断捨離も実行し、捨てなければよかった、と思ったものも少なからずあるくらいです。
今は食べ物や消耗品以外、着るものもほとんど買いません。
もちろん壊れた電化製品は仕方ないので買い替えたりしますよ。
洗濯機の次は、給湯器が危ないし、テレビもちょっと怪しい。
それでなくても、心の臓がドキドキしますよ。次から次ってこともありますし。
8年前に手術してから、急な体調不良で、お友達との約束のドタキャンなどもあり、友達との約束も簡単にできなくなっちゃいましたから、お洋服もあんまり必要ではないのです。
ただし、靴と帽子は割とよく買うので、まんざらオタクでもないです。
一番かかるのが医療費とは、全く情けない話ですが、そう考えるとバランスがとれているという事でしょうけど、
使うなら、楽しいことに使いたいものです。
話が逸れましたが、あの世や地獄は、生きてる間に自分の中につくるものと思っている私。
残りの人生、身の回りも自分自身も、穏やかにシンプルに暮らしたいなあ。
ないものねだりですが、今の私に病気がなければ、もっと違う毎日だとも思います。
ただ、病気になったからわかったことでもあり、今の体調が回復したら、前よりずっとずっと自分を生きられる気もしますし、不思議なことに、どんなにしんどくても、まだこれからだ、というような気持があるのも確かです。
先週のハイライトです。
秋色の中のクマタカ若。
出産記念日にこたろうくんと
落ち葉とエゾビタキ
オレンジ色の朝。
オレンジの羽をもつ猛禽
これ、よく見たら完成する一歩前の写真でした。
この後、羽をもう少し描きこんでいます。
ハロウィンの飾りつけもしましたが、意図せずオレンジ色が目立つ一週間でした。
今日はスポーツの日ですが、東京は雨です。
そういえば週末に、子どもたちが通った幼稚園の運動会が開かれていました。
あの頃は、観覧の席取りが大変でしたが、ちらりと見た限り、保護者達がシートを敷いて見ているような感じではなかったかな?
よく知りませんが、何年か前に、運動会も午前中で終わり、お昼ご飯を親子で食べることもなくなったという話を聞いたような気もしますが、どうなんでしょう。
また、かけっこに順番を付けないなんて言うような話は10年以上前に聞いた気がします。
なんだか、守るものや忖度すべきことが、わけわかんなくなってきたような気がする昭和のおばちゃんです。
人には得手不得手があり、それを受け入れることも必要。
受け入れられないのは本人はじゃなくて、親だったりするってことも。
戦争が終わって高度成長期、自分はよい時代を過ごしてきたなあと思うし、かといって今の子は今の子なりのいい時代を過ごせていればそれでいいし。
後は野となれ山となれ、とも思えない、子供や孫への煩悩もございますが、まあそれはそれとして、今日も一隅を照らすつる姫じゃ。
ちょっと振出しに戻りますが、
ブッダが創設した仏教の基本は、「自分を変えることによって苦しみを消す」という教え。
ブッダの考えは「助けて欲しいと願っても、救済者はどこにもいない」「この世は実につらく悲しい苦悩の海である」というものだったそうです。
今日の名言
「我が身を救う道は一つしかない。外から押し寄せる苦しみを苦しみと感じないような独自の『あり方』を、自助努力によって作り上げていくのである」
ブッダの教えの基本
かと言って、その努力がそう簡単ではない。
ご訪問頂きありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫