縁尋の機妙

タイトルはね。フィーフィーの生地へ一人旅をしたとき（これも楽しいお話だからこんど忘備っとこう）にヒッチハイクしてくれた人が教えてくれた言葉なのよ。フィーフィーの生地は島根県三成。今は奥出雲という名前になっていて駅で言えば「出雲三成」という。出雲大社から遠く、低山ながら険しい山並みの谷あいに佇む村並みで、数多くの神話の起源はここら辺からいでているよう。神さまが降り立ち、弟が暴れ、隠れ、飢饉の後出てこられ、神器を人間にお渡し戴いたり、蛇のお化けなんかが暴れたりとかの場所。よく考えりゃスゲーとこだなと。

子子孫孫残すべきこと。
フィーフィーは毎日お祈りを欠かさない。
正しいか分からないけど毎回気持ち入ってる。
頭をぺこっとする。
お願い事をしてるのだろう。
たぶん自分以外の。
たぶんおれなんかの。
ふぃーふぃー神さま怒るよ。

０９月１８日　手術の具体的な打ち合わせ（外科の先生にバトンタッチ）
　下調べは十分できたと思う。
　フィーフィーはすごい期待している。
　これはおれにとっては本当にありがたいことで、
　　①手術やだ
　　②お医者さんを斜めから見る
　　③環境に猜疑心から入る
　ことが定石のフィーフィーがものすごいポジに見受けられる。
　頼む。相性があってくれ。おれの下調べでも実績のある確かな先生だと認識している。
　語弊顧みずにいえばフィーフィー先生に恋してくれ。頼む。
　
　びっくり。フィーフィー他の患者さんナンパ（語弊）してた。
　ナンパ被害者
　　Ｓさん（６１）造園業社長
　　１０年前に肺がん＋腸に転移（当時タイル業社長兼職人）
　　地元（埼玉）で不調（指がすり鉢棒並みに腫れる等）転々とした結果、紹介状（フィと一緒の病院）
　　手術の後、抗がん剤（点滴）→あわず飲み薬→完治→年２回のＣＴ検査（造影剤）→現在
　　ご両親ご健在。奥様のお母様ご健在。娘さんが二人。上の子は身長１５０ｃｍ足らずで大型とフォーク乗りこなす。
　これって。すっごい成功例。
　こんなことあんだなぁ。
　診察待ち時間全部遣ってたくさん聴けた。
　Ｓさまありがとうございました。
　ハイテンション親子のお相手疲れたことと思います。

　フィーフィーナイスだった。
　で、呼ばれる。
　執刀いただく先生初対面。
　結果おれは、好きな先生だ。
　何せ言い切る。
　こういう円滑の為にリスクとる人は常に好きだなぁ。　
　フィーフィーはどうかな。
　打合せ終了し、
　看護師と入院手続きを済ませ、
　ここでおれ仕事の時間が迫り、
　一旦お別れ、
　夕刻過ぎフィーフィー電話にて、
　「あの先生最後まで私たちのこと見てたわよ。中々しっかりしている。あの先生は信用できる。」
　フィーフィーおっけい！！
　臨もう。
　フィーフィーは緊張が解けて崩れてた。
　おれの負担気にしてた。
　フィーフィー志が定まったからそこに辿り着くだけだよ。
　
　
今日現在と入院、手術へ
　フィーフィーは鉄欠乏。
　鉄材３５日分
　鉄吸収促進のためのビタミン剤
　胃腸の負担がきついので胃腸薬
　を処方される
　
　入院２３日
　手術２５日
　胸腔鏡手術（当然全身麻酔）
　平均２．８ｃｍのため開胸手術に切り替える可能性もあり。（通常３．０ｃｍ以上は開胸→肩甲骨を２５ｃｍ開ける）
　胸腔鏡だけであれば術後１週間（１ｃｍ×３つ穴＋５ｃｍ×１つ）
　肺がんのある右肺上葉とリンパ節を除去

こんな感じ。
フィーフィーにはあとで恨まれようが
ぜってー平気を連呼してたけど、
ほんとに光明が見えてきた。
よわい３６で情けないけど光明も泣きすぎでかすんで見えないよ。

フィーフィー３５日間だけ日常に戻ろう。
日常は非情だけど、ほんとうにありがたいもんだよね。
フィーフィーはまた大人になると思う。


機妙はあなたでよかった。
都度やしやしでいこう！


さくらいなめんなー
やしやし！！！